アナ・ログ

受験あれこれ

金澤 聡

2019/01/23

受験シーズン到来ですが、体調管理に尽きるのではないでしょうか。

その昔、私も受験に向けて体調管理に慎重でした。予防接種をうけて、手洗いうがいをきちんとして自己管理はしていたつもりでしたが、インフルエンザに罹患して寝込んだ後に試験日を迎えるという最悪な事態を2度も経験しています。
1度目は相当動揺しましたが2度目は達観した感じでした。これが自分の定め、運のなさなのだろうと、格好良くいえば泰然自若。簡単に言えば、開き直りというか、あきらめの境地でした。

いまでも大事なイベントがあるとどこか体調を崩しがちです。「病は気から」の具現者といってもいいかもしれません。

弱音は誰にも吐きませんでしたが、「病は気から」のよき理解者の母親は、受験や試験が近づくと、あたたかい紅茶をよく出してくれました。
そんな気遣いにも応えられず、風邪などをひく自分が何とも残念ないきものに思えてなりません。

物事の全てにおいて、健康第一です。
この冬は紅茶をがぶ飲みしています(笑)

次回は、佐藤アナウンサーです。

平成最後のお正月

金澤 聡

2019/01/11

改めまして、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成最後のお正月は、写真の花のように美しく優雅に過ごしてみたいという思いもありますが、私にとっては毎年恒例の、『青春の輝き』と向き合うお正月です。

「春の高校バレー全国大会」

高校3年生にとっては集大成の舞台。
絶えることなき情熱を3年間バレーに注いできた想いを表現します。
地方大会で敗れ去ったライバルへの想い、後輩や仲間への想い、そして家族への想いを、プレーで応える…。
尊いものがコートや体育館に満ちています。

四捨五入すれば50歳になる私にも、その熱量が肌に伝わり、気持ちがピリッと引き締まります。

いよいよ明日、準決勝です。
平成最後の「春高バレー」ですが、選手たちのバレーにかける思いは、これからも変わらず続いていくことでしょう。
青春の輝きを言葉で伝えられるよう、しっかりと向き合いたいと思っています。

次回は梅島アナウンサーです。

今年の総括

金澤 聡

2018/12/25

今年の仕事を振り返ると、『サッカー』と向き合った年でした。

今年の漢字を自分に当てはめると、『蹴』という字が
真っ先に浮かぶほど、サッカーに携わった一年でした。

思い起こせば26年前、1994年アメリカワールドカップのアジアグループ予選、日本開催の代表戦は全てスタジアム観戦した20歳の頃。
歓声を上げたカズのドリブル、雄叫びを上げた柱谷キャプテンのゴール、国立競技場は歓喜に包まれ、ワールドカップ出場は夢物語ではないと確信していましたが…
あの「ドーハの悲劇」で奈落の底へ。

何故か、あの瞬間にスポーツアナウンサーになろうと決意し、サッカー実況をしなければならないという、異様な熱にのぼせ上って今に至ります。

巡り巡って46歳の今年。
ベガルタ仙台の天皇杯初の決勝進出にのぼせました。
埼玉スタジアムに訪れた多くのベガルタサポーターにのぼせ上り、全身全霊で戦った監督、選手の悔し涙にのぼせ上がりました。
『支えてくれたすべての人に恩返しを』
ピッチを駆ける選手の姿から、その思いは感じました。

写真は、優勝チームの表彰式中のスタジアムの様子です。
次こそは、優勝を!
J1で初タイトルを取り、ユニフォームに1つ目の『星』が刺繍されるのを願って…

2018年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

次回は寺田アナウンサーです。

プレゼント

金澤 聡

2018/12/12

休日に子供たちと石巻のサン・ファン・バウティスタパークに行ってきました。
船内は見ることができませんでしたが、牡鹿半島と太平洋を一望できる高台から、サン・ファン・バウティスタ号を見てきました。
初めて見た子供たちは木造の船がかつて大海原を航海したことに感動があったようでした。

家に着くなり、『船を作ろう』ということになり、段ボール箱、新聞紙、割りばし、サランラップ、ビニール袋、凧糸で工作が始まりました。

実際に風呂に浮かべて沈まないサン・ファン・バウティスタ号をそれぞれが作りました。
私は段ボールの船体にサランラップをぐるぐる巻きにして、割りばしでマストを立てました。
あっという間に、船は傾き、風呂の藻屑となりました。
無残な形になったため写真に収めることができませんでした。

歴史のロマンを感じると同時に、親子で必死になって創作活動をできたことが、なにより楽しい時間となりました。
支倉常長から、貴重な時間をプレゼントしてもらった休日でした。

本物のサン・ファン・バウティスタ号が最後は奴隷船として使われた?!などの説が最近浮上していましたが、果たして…

次回は、飯田アナウンサーです。

年末に向けて・・・

金澤 聡

2018/12/05

量や質は別にして、読書が趣味です。
色んなジャンルの本を読みます。

ただ、今年を振り返るとジャンルが相当狭く、傾向としては専門書や解説書を
例年以上に読んだ1年でした。
それは、それで楽しいのですが、どうしても仕事としての読書の意味合いが濃く
趣味としての読書とはちょっと離れていたかなと。

2018年も残すところあと1か月。
読みたくても専門書に追いやられてしまった数々の小説を
この1か月に読み漁ってみようかなと思っています。

本屋さんに平積みされていて
『一気読み必死、徹夜覚悟の珠玉の一冊!』みたいなキャッチコピーにほだされて
帯買いするのもいいかなと思っています。


写真は、機械仕掛けの生オレンジジュース自動販売機です。
好きな小説が、こんな形になるとは!!と一瞬ひとり盛り上がりましたが、
冷静になって考えたらそんな訳はないなと…。
シンガポールの旅行中にこの自動販売機を見て、
アンソニー・バージェスの著書『時計じかけのオレンジ』が自販機になった!と
勝手に勘違いして興奮したという話でございます。


次回は、高橋アナウンサーです。

働きもの

金澤 聡

2018/11/21

鉄道好きな方ならご存知かもしれません。
長野県長野市の豊野駅から新潟県長岡市の越後川口駅に至るローカル路線。

『飯山線』

信濃川に沿って日本有数の豪雪地帯を通る路線です。
知っている方は相当な鉄道ファンではないでしょうか。

私も新潟に住んでいるときに何度か乗ったことがあります。
無人駅が多いローカル路線なので、おそらく採算はとれていないと思いますが、地元の方にとっては大事な足です。

冬場は2m近い積雪があるなかでも運休することがほとんどなく通勤通学の役に立つ、まさに、「働きもの」です。

郷愁の念に駆られ、地元の友人に無人駅の越後水沢駅のホームを写真に収めてもらいました。
過疎地の中の無人駅。
私には寂しそうには決して映らず、誇らしげに見えました。
この地に存在する覚悟のような佇まい…。

豪雨の影響で土砂崩れがあり一時不通の区間があったようですが、いまは全線で通常運転を行っています。
この冬もしっかり働いてくれることでしょう。

次は牧アナウンサーです。

色 いろいろ

金澤 聡

2018/11/07

色は難しいです。
買う服が、だいたい同じ色味になるからです。

スーツは、ネイビーかグレー。
ネクタイはブルー系。
プライベートで着る服も、ネイビー、グレー、ベージュが多め。
ジーンズにネイビーのトレーナー、アウターも濃紺、スニーカーもネイビー系…
鏡の前に映っているのは、「紺色」のみ。
ワントーンコーディネイトと言えば、かっこよく聞こえますが下手をすれば、『紺色おじさん』と言われかねません。かといって、赤や黄色の服にチャレンジする勇気はありません。
結局、ネイビー、グレー、ベージュ。私にとっての服の三原色に収まるのです。
これは実はネガティブに受け取っているわけではなく、ある国に影響を受けていることなのですが…

アフリカのコンゴには、世界一おしゃれと言われているジェントルマンたちがいます。
「サプール」といいますが、その人たちが言うには、身に着ける色の組み合わせは「三色」がベストだそうです。内戦が続き争いの絶えなかった国が、ファッションを通じて「服が汚れるから争わない」と平和を訴え願うメッセージを発信しています。

つまりは、私自身の三色のこだわりも多少理由があるということと、インスパイアされる色は、人によっていろいろだということが言いたかったのです。
かといって、赤、黄、緑の三色で全身をコーディネイトするにはやはり、勇気がないわけです、はい。

写真は、前に掲載した『大地の芸術祭』のオブジェの中に飾ってあった絵です。
鮮やかな色に感動して写真に収めました。こういう色の服のコーディネイトはできませんが…

次回は寺田アナウンサーです。

ハロウィーン

金澤 聡

2018/10/30

ハロウィーンはもはや秋の風物詩。市民権を得たような催事になりました。
街中かぼちゃに溢れ、我が家でもオレンジとブラックのハロウィーンカラーの飾り物が並べられます。衣装も凝ったものが多く、芸術性の高いお祭りに感じます。

芸術性の高い催しといえば(半ば強引ですが…)、この夏、実家の新潟で開催された『大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ2018~』に行ってきました。

このイベントは、豊かな自然にめぐまれた地域の各地に
アート作品が展示されていて、3年に一度開催される世界最大級の国際芸術祭です。

季節は違いますが、信濃川流域の大自然を包括したハロウィーンのようかなと…
あくまで個人的な感想です。

田舎の地域全体が博物館。全170作品が760平方kmの広大な地域に展示されていますので1日ではまわり切れません。
写真はそのうちのひとつ。
子供たちがとても喜んだアートでした。

次回は飯田アナウンサーです。

今年は○○の秋に!

金澤 聡

2018/10/19

私にとって、秋と言えば『芋煮』の秋です。
もう何年も欠かさず、我が家の恒例行事になっています。シーズン中3,4回は芋煮をします。

始めた当初は、火起こしに手間取って、鍋が沸騰するまでに半日費やしたこともありました。いまでは、ガスバーナーとうちわであっという間に燃え盛る炎に仕立てることができるようになりました。

最初の頃は、『芋煮』単品でしたが、いまや芋煮のとなりに焼き場をもう一つ設けてバーベキューをしたり、焼きそばを作ってみたりと、レパートリーも増えてきました。

芋煮も慣れてくると、だんだんお隣さんががどんな調理をしているのか気になったりします。今年は、砂肝を河原で調理して焼いていたり、エビやホタテといった海鮮ものを網焼きしている方もいました。

かくして、だいぶ、自称「河原芋煮プロ」に近づいてきたと思っている私は、今年は、『さんま』を焼いてみました。炭火で焼いて河原で食べたさんまは、相当おいしく感じました。気のおけない友人家族と一緒に食べたことも、より美味しく感じたのかもしれません。

さあ、次は何を焼こうかとあれこれ思案している秋です。

今回のテーマはこれでおしまいです。
次回のテーマは、『ハロウィーン』 高橋アナウンサーから始まります。

走ること

金澤 聡

2018/09/26

先日、落ち葉が舞い始めた公園でダッシュしてみました。
縦の距離が約40mの公園で、その往復80mの距離を5本近く全力で走ってみました。

なぜ全力で走ったのか。
子供たちと競争したからです。
心のどこからか湧いてくる、『まだ息子には負けたくない』という思い。親としての沽券に関わると思い、必死に走りました。
80mのダッシュがこんなにも苦しいとは思いませんでした。

何とか勝つことができました。
勝った瞬間、自然とガッツポーズが出てしまいました。
それほど必死に走りました。
酸素を相当求めるほど息が上がりました。

子供たちは何度も『もう一回走ろう !!』と懇願してきます。そうやって5本くらい走りました。
足はパンパンになりました。加えて、具合が悪くなりました。

子供たちとの勝負には勝ちましたが、勝利の爽快感とは程遠い、どこか敗北感に似た疲労感に襲われました。

スポーツの秋、運動が必要だと痛切に感じています。

次は、高橋アナウンサーです。

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