アナ・ログ

2017年振り返って

金澤 聡

2017/12/24

酉年に別れを告げて、間もなく戌年を迎えます。
毎年師走に思うのは、「1年あっという間」
きょうはクリスマスイヴ。この間ツリーを片づけたばかりのような…

あっという間の2017年は公私ともに、『貴重な体験』をした年でした。
仕事では、マラソン実況など、新たな挑戦が次々やってきて、アナウンサー生活20年を超え新鮮な日々を送りました。

プライベートでは、家族旅行先の海外で、30年に1度の超大型台風に見舞われ、道路は冠水、ホテルは停電、観光客はパニック状態…
日本に帰れるのかどうか、ホテルのロビーでおびえた時間を過ごしました。
そんな中、子供たちが冷静に対応してくれている姿を見て、「大人になったなぁ」と感心した,ある意味貴重な体験でした。

写真の鳥の置き物は、その台風被害に遭った海外で購入してきたもの。これを見るたびに、あの貴重な?体験を思い出します。とにかく家族全員ケガなく、大きな病気もなく1年過ごせたことが貴重な1年になったと思っています。

来年も無病息災、これを祈るばかりです。

今年も1年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い申し上げます。

次回は、梅島アナウンサーです。

贈りもの

金澤 聡

2017/12/15

サンタさんが活躍するシーズンがやってきました。
サンタさんは大変だと毎年思います。

その家々でプレゼントするものが違うでしょうし、兄弟、姉妹でもそれぞれ欲しいものが違いますから。

サンタさんは毎年悩むでしょうね。いま流行っている玩具を贈るべきか、スポーツグッツにするか、それとも、勉強に役立つものを贈るべきか…。

クリスマスを終えた直後から、サンタさんは来年の贈り物に思いを馳せるのでしょう。

我が家にくるサンタさんは、毎年、趣向をこらして色んな所にプレゼントを置いていきます。

ある年は、ベランダの外に置いて、子供たちが見つけるのに苦労しました。

ある年はリビングのカーテンの裏、ある年は、ソファーの下、また、ある年は、ツリーのそばに、ある年は、玄関の外にと、子供たちが探す姿をサンタさんは空から楽しんで見ているかのようです。

今年はどこに置いてくれるのか、悩みます。
あっ、サンタさんの心情の代弁です、あくまで…。

次回は寺田アナウンサーです。

冬支度

金澤 聡

2017/12/06

先月、福島に行ってきました。
冬支度を始めた福島の山をバックに虹が架かっていました。
何か幸運をもたらしてくれそうな気がして思わず写真に収めました。
(写真で分かりますか?)

東日本18都道県の女性ランナー代表9人が、福島路の42.195kmをタスキでつなぐ
『東日本女子駅伝』の中継のため福島に行ってきました。
ランナー9人の構成は、中学生、高校生、大学生、実業団。
特に、次世代の日本長距離界を支える中学生、高校生の躍動感ある走りに
心躍らせながら、毎年中継に携わっています。

東日本女子駅伝だけでなく、私自身、『駅伝』という競技そのものが好きです。
“襷(たすき)”をつなぐことで、個人競技からチーム競技になることが熱中する要因の1つにあります。 

単純に「走る」ということの中に、努力と苦悩、歓喜、そして、ランナーそれぞれに人生をかけたドラマがあって、それぞれの個人にフォーカスすることで、チーム全体が立体的に見えてきます。

陸上で、『スタートラインに立った時にもう勝負は決まっている』なんて言葉をよく耳にします。
先月の東日本女子駅伝で優勝したのは、「千葉」でした。
千葉はレース前日に胴上げの練習をしていたそうです。
スタートした時点ですでに優勝のイメージが完全にできていたのかもしれません。

冬に入ったこの季節が駅伝シーズン最盛。
駅伝観戦に熱中する冬に、心の支度を整えてスタートラインに立っています!

なんの勝負もありませんが…笑

次回は、牧アナウンサーです。

感謝してます

金澤 聡

2017/11/17

史上最大を超える下剋上はなりませんでした。

2010年、プロ野球の千葉ロッテがリーグ3位から日本一を成し遂げたとき『史上最大の下剋上』 と表現されました。

今シーズン、3位に終わった楽天イーグルスは、パ・リーグを制したソフトバンクホークスとのゲーム差が
「15.5」

これをひっくり返して日本一になれば、『史上最大を超える下剋上』 

クライマックスシリーズファーストステージで、2位の西武ライオンズ相手に2勝1敗で制し、まずは下剋上の第一歩踏み出しに成功。

余勢を駆ってCSファイナルステージも1位のソフトバンク相手に2連勝する最高のスタートを切るも、その後3連敗で、『史上最大を超える下剋上』の夢はついえました。

優勝した2013年以降の3年間はBクラスだった楽天が、今年は3位にまで押し上げ、CSの舞台で戦うことができたことは、感謝しかありません。

今年は夢を見させてくれました。来年は必ずや実現してくれるでしょう。

そういえば、日本一になった2013年の優勝パレードのとき、大勢の人で埋まった沿道から聞こえてきた言葉は、「おめでとう」ではなく 『ありがとう』でした。

来年は感謝のパレードができることを期待します。

写真は、ファイナルステージ第5戦の試合前のヤフオクドームです。

次回は、寺田アナウンサーです。

今年のうちに・・・

金澤 聡

2017/10/31

『急いては事を仕損じる』

今年は、「急かせない」「焦らない」「泰然自若」を目標に過ごそうと心に固く決意したはずでしたが、結果は、惨敗に近い状況です。

何か大きな事が迫ってくると、「焦って」しまう自分がいます。不惑を超えて、もう少しどっしりと構えていられないものかと反省しきりです。
なぜ、「焦る」のか。答えは明快です。
日々の準備です。

と、こんなことを考えながらカピバラを見ていたら全てのことが頭の中から雲散霧消しました。

動物から学ぶ、人生の癒し。
私のメンターは、カピバラだった!
恐るべし、カピバラ。

何かに焦っているせいか、文章が支離滅裂です…。
今年のうちに、もう1回動物園にいかないと!

次回は、梅島アナウンサーです。

憧れの人

金澤 聡

2017/10/18

いつも穏やかで、声を荒げたことなど一度もない。
祖父はそんな人でした。

会いに行くといつも頭を優しくなででくれました。
他愛もない話をニコニコしながら聞いてくれました。

祖父は私が社会人になって数年後に他界しました。
葬式に行けず、別れをきちんと伝えることができなかった後ろめたさもあったのかもしれませんが、葬儀費用の半分を持つことにしました。
それでも足りないと自分では思っていました。
それ程までに祖父の存在が、私の人生に大きく影響しました。

でも、なかなか祖父のような生き方はできないものです。
自己啓発に関することに接してもアンガ―マネジメントのことに触れてみても、小さなことで感情が尖ってしまったり、優しくできなかったり…

体からにじみ出るような優しさ、祖父に憧れます。

さわやかな秋空のもと、自分の子供たちが、祖父に撫でられている姿を想像するこの頃です。


次回は寺田アナウンサーです。

秋の訪れ

金澤 聡

2017/10/06

梨が食卓に出でくると秋の訪れを感じます。

梨田楽天がCSに出てくると秋の実りを期待します。

長かったプロ野球のペナントレースもいよいよ佳境です。
今シーズン楽天は、スタートから圧倒的な打撃力で破竹の勢いを見せました。
開幕から首位をキープし続けますが、8月半ばから
主力にけが人が相次ぐと、6連敗、10連敗と苦しい戦いを強いられました。
獅子の猛追で順位も3位転落へ。
まさに、禍福はあざなえる縄のごとし…
優勝は鷹がさらっていきました。

4年ぶりのリーグ制覇はならなかったものの、CSでの戦いの場は残されています。

仙台での野球観戦もナイターともなるとめっきり涼しくなり野球シーズンもあとわずかと秋の訪れを感じます。

ただ、この時期の空気に触れると、楽天初優勝のことが思い浮かび、心に熱が帯びてきます。

秋の夜空に乾いた打球音が響き、東北がもう一度熱くなる…

梨田楽天、収穫の秋になるように願いを抱きつつ、豊かな甘みと果汁たっぷりの梨をいただく今日この頃。


次回は佐藤アナウンサーです。

マラソン

金澤 聡

2017/09/29

身長175cm、体重69kg。
高校入学時の私の体格です。
とてもとてもスリムでした。

入学した高校は県内屈指の駅伝強豪校。
私自身は駅伝とは全く無縁の一般生徒。
何かの用事があって体育教官室へ。
私を見るなり、陸上部の顧問の先生が、
『長距離には持って来いの体型だな。陸上やっていたのか?』と前のめりぎみで聞いてきます。
「いいえ」
『明日から陸上部の練習に参加してみないかっ!』
「いや、あの、ちょっと…」
矢継ぎ早に、『いい長距離ランナーになるぞ!どうだ!やってみないか!』
「(俺の何を知っているんだろう、何か怖いなぁ…)サッカー部に入部予定なのですいませんっ」
『残念だなあ』と落胆の先生。

いま思うと、なぜ痩身だけであんなに熱心に強豪陸上部へ勧誘されたのかは分かりませんが、
サッカー部に入らずに陸上部に入部していたら、いまごろ
東北・みやぎ復興マラソンの実況ではなく、
優勝狙えるランナーになっていたかも知れません。
それはありませんね、サッカーやりましたが、ユアスタのピッチにも立てませんしね、はい。

秋の復興路を駆け抜けるマラソン。
走り切ったときの爽快感はどんなものなのでしょうか。
42.195kmを完走した方にしか味わえない経験を、
一生に一度は感じてみたいです。
やっぱりあの時の勧誘で、「やりますっ!」って言えば良かったなあ。笑



次回は、佐藤拓雄アナウンサーです。

おじいさん、おばあさんとの思い出

金澤 聡

2017/09/13

「もっと食べなさい。これしか食べないの?若いのに」
「このお菓子持っていきなさい!もっと持っていっていいから!」


父方、母方のどちらの祖母からも、会うたびに言われた言葉。
大盛りのご飯を二、三膳食べても、
「おかずをもっと食べたら!お味噌汁もおかわりできるよ」と
孫を相撲部屋に入門させんとばかりに勧めてきます。
いっぱい食べている姿を嬉しそうに見ていたのを思い出します。


帰り際には、
たくさんのお菓子を両手、両脇に抱えて
「これ全部持っていきなさい」と
孫の収容能力をはるかに超える量のお菓子を勧めてきます。
甘納豆や水羊羹など、大人のお茶請けにはもってこいですが
子供にはやや渋めのお菓子を渡してくれました。


おばあさんとのこういうやりとりを経験された方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな無償の愛情をかけてくれる祖母・祖父の存在って大事だよなぁと
親になった今、とても感じています。



写真は、
高校生のときよく通っていたお店のハンバーグナポリタンです。
当時の味そのままで感動しました。
さすがにお店の人に「もっとおかわりしませんか」とは勧められませんでしたが…笑



次回は、梅島アナウンサーです。

休日の私

金澤 聡

2017/09/04

先日、休日に実家に帰ってきました。
子供たちも夏休みでしたので一緒にカブトムシを見に近くの高原リソート地に行ってきました。

カブトムシやクワガタを飼育している大きな小屋があり
その中で、カブトムシとミヤマクワガタが餌を争って激しく戦っていました。
ミヤマクワガタがカブトムシの足をもぎ取り、縄張り争いを制し餌場を死守。
当然、私たちは大興奮!子供と歓声を上げてしまいました。

ふと小屋の横に目をやると『夏休みの自由研究 昆虫ジオラマ作り 参加募集』というチラシがありました。

カブトムシとクワガタの死闘を目の当たりにし、興奮冷めやらない我々にとっては、そのシーンを再現できる最高のチャンスと思い、即参加しました。

戦いのリングとなる木を選び、土台の土を粘土で固め、少しカラーリングして、緑を添えて出来上がり!
写真が、その闘技場です。
カブトムシはフィギュアです。実物大です。

できあがるのに1時間くらいかかりましたが、時間も忘れるくらい興奮しながら作りました。
あっという間の時間でした。

我々には充実感に満ちた、最高の休日になりました。


次は、高橋アナウンサーです。

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