佐藤 拓雄
2018/04/25
去年のことですが、関西に出張し、帰り便まで時間があったので、ふと、古墳を見に行こうと思い立ちました。
日本史の教科書にも出てくる、超有名古墳、「大仙陵古墳」。仁徳天皇陵と言われる、日本最大の前方後円墳にして、世界最大の墳墓。クフ王のピラミッドよりも、秦の始皇帝の墓よりもはるかに大きいそうです。
そんなにすごいものをこの目で見ずにはいられない、というわけです。今まで見に行こうとも思わなかったくせに、というツッコミはご容赦ください。とにかくそのタイミングで見に行きたくなったのですから。
大きすぎるので、近くに行くとかえって何も見えないことは承知しつつ、近くでその大きさを実感したい、という気持ちで、大阪市内から電車を乗り継ぎ、行ってきました。
当たり前ですが、あきれるほど大きいですね。端から端が電車一駅分ありました。
駅を降りて歩道橋から見てみても、何となく森のような感じがあるばかり。真正面まで行ってみても、そのあたりはさすがに整備されているのですが、これまた、向こうの方に鳥居があって、その奥に森?小山?があるという感じ。中には近づけません。
その巨大さを実感すると同時に、1500年以上も前に、当時の人たちは、これほど大きなものを一体どうやって作ったのか、そんなことに思いを馳せるには十分でした。
もうひとつ、ゾクゾクするのは、そういう遥か昔のものが、今も目の前に存在する、という事実。しかも、古墳の周りは、電車が走り、道路が通り、住宅が立ち並ぶ現代の普通の町ですが、古墳だけはそこに1500年以上存在し続けている。そこだけ別の時間が流れているようにも見えました。
時間もあまりない中でしたので、ぐるっと一周というわけにはいかなかったのが残念でしたが、その近くの食堂に立ち寄り、出会いました!
写真のカレー、見たまんま、「古墳カレー」です。このカレー、かなり美味でした。スプーンがスコップ型という芸の細かさ。古墳見学と合わせて、リピートしたいほどです。
結論までずいぶん時間がかかりましたが、今回はこのへんで。
次は、牧アナウンサーの「出会いました」です。