アナ・ログ

通信簿の思い出

寺田 早輪子

2017/03/23

私が中学生の頃、通っていたいわき市立の中学校では、成績表は「5段階評価」でした。

中学3年間で、成績の上下が激しかった教科があります。
『美術』です。

私は絵を描くのが大好きで、原色に近いハッキリした色を、線もあまりぼかすことなく、絵の具たっぷりと使って、しっかり描くタイプでした。

 美術担当の先生とも絵画や表現について語り合う機会が多く、1年生の時の美術の先生は、私の「原色使い」をとても良く評価してくださいました。
よって、中1の時の成績表は、美術が「5」。

 しかしながら、中2、中3の美術担当の先生とは、何というか…絵画の趣味が合わなかったのです。
先生は、印象派の淡い、ふわっとした表現がお好きで、私のハッキリしすぎる表現のキャンバスに良く筆を入れて、ぼかしていました…(T△T)
そして、評価は「3」…。

 子供の頃は納得がいかなかったのですが、今、大人になると、先生もきっと他人の「表現」を評価することに悩みながら指導されていたのでは、と感じます。

芸術は奥が深い…(^^)

☆写真は…、息子が部屋にレイアウトしていました。「オラフが赤ちゃんを産んで、赤ちゃんを抱っこしながら回転寿司に来た」の巻、だそうです(^^)

アナ・ログ。続いては、梅島アナウンサーです。

2017年 ともに

寺田 早輪子

2017/03/14

「話せば話すほど、思えば思うほど、お母さんの子供で良かった。」

これは、私が震災後に出会ったある女の子の言葉です。
震災発生当時、高校生だった彼女は、津波でお母さんとおばあさん、ひいおばあさんを亡くしました。

 震災直後は、泣いて過ごすことが多かったという彼女ですが、大学生になり、「自分の体験を、真剣に聞いてくれる人がいるならば話したい」と思うようになり、少しずつ、あの日からの思いを話してくれるようになりました。

 一語、一語、自分の気持ちを表現する言葉を探しながら。丁寧に、丁寧にお話ししてくれました。

「自分のことより、人のことを第一に思う母。思いの深い人だった。母を誇りに思う。」

 出会った頃は10代の女の子だった彼女も、震災から6年が経ち、20代の大人に。
この春には就職することが決まりました。

 津波で、家族を、家を、母校を、思い出の景色を失った彼女だからこそ、伝えられる大切な言葉が、きっとあるはずと、私は思っています。
 
 これほどつらいことはきっとこの先ないだろうと、思わせるほどむごい災害を経験した彼女は、ちょっとのことではへこたれない強い女性に成長しました。

 あの日のお母さんの勇気を、自分の「誇り」に変えて、これからも彼女は歩いていくのだと感じます。

 
 彼女がこれから歩んでいく未来に、たくさんの笑顔があふれていますように。
 遠くから応援しています。


☆写真は…、今年度もともに歩んできた木下アナウンサーと平野気象予報士。一緒に、パシャ!

アナ・ログ。このお題は私がアンカーでした。

2日ほどお休みをいただいて、17日から新たなテーマでお送りします!

恩師

寺田 早輪子

2017/02/16

小さな小さな「みゆき先生」のお話。

私が小学6年生の時の担任は新任の女性の先生でした。
初めて、みゆき先生が教室に入っていらした時に感じたこと…、
「わあ!小さい!」

みゆき先生は、身長140cm台。教卓に隠れてしまうほど小さな先生でした。

「初めてクラス担任になります!よろしくお願いいたします!!」

小さな体からびっくりするほど、元気で、大きな声で、そして優しい笑顔で挨拶されました。

小学6年生の私とほとんど同じくらいの身長で(いや、私の方が大きかったか?!)、
授業で黒板を使われる時には、体育の踏み台昇降運動で使う台を黒板の前に置き、それに乗って、さらに背伸びをして、体を目一杯に使って、チョークで文字を書かれていた姿が忘れられません。

とても明るく、みんなに慕われていて、学校でみゆき先生と遊ぶのが、私はとても楽しみでした。

3月の卒業式では、児童よりも、誰よりも、みゆき先生が泣いていました。
「初めて担当したクラス。みんなのことはずっと忘れない」とおっしゃっていました。

あれから、もう30年近くが経ちました。

みゆき先生は、今、「ベテラン先生」としてご活躍のことと存じます。

小さい小さいみゆき先生。
大好きだった恩師の一人です(^^)

★写真は、女子高時代の親友で、久々の食事会♪
『二度目の成人式』をお祝いしました!(^▽^)

アナ・ログ。続いては次は金澤アナウンサーです!

スイーツ

寺田 早輪子

2017/02/04

一人暮らしをしていた頃、近所に一坪ほどの小さなマフィン屋さんがありました。

休みの日の遅く起きた朝などに、よく買いに行っていました。

小さな入り口の扉を開ける前に、漂ってくる焼き立てのい~~い香り♪

店の外で、一回、深呼吸♪

店に入ると、一層濃い焼き立ての香り。
で、またまた深呼吸♪

砂糖と、小麦粉と、バターと、ミルクと…。
「幸せ」が香りになって、私を包んでくれるのです♪

一番好きなクリームチーズの入ったブルーベリーマフィンを買い、家に帰って、コーヒーといただくのが、至福の時間でした。

結婚して引っ越してからは、しばらく行けなかったのですが、先日、別の用事で近くを通った際に、ちょっと寄ってみました。

また、店の外と中と、深呼吸を計2回して!

すると、店員さんが、奥から「クリームチーズブルーベリーマフィン、焼き立てでーす。」と出て来たではありませんか!

頑張っていると、良いことあるんですね(^▽^)

☆写真は…、息子が赤と青の絵の具を混ぜて書いていました。「大木?」?何?

アナ・ログ。続いては、入社当時は、バッグにいつもミニようかんを入れていたのですが、最近はグミを持ち歩いている甘党の高谷アナウンサーです。

冬の楽しみ

寺田 早輪子

2017/01/25

冬に、家族みんなの誕生日が集中している我が家。(^▽^)

私がトップバッターの11月で、夫が1月。

私の実母が2月で、弟が3月。

亡くなった実父も1月でした。

今年で5才になる息子も、何と3月!

12月にクリスマスケーキもあるので、11月から、我が家では冬に毎月、ケーキを食べられるのです!

うれしい!

でも、食べ過ぎ注意ー!

☆写真は…、取材で出会った沖縄のイラストレーター・森琢磨さんが描いてくださった私の似顔絵!ありがとうございます!森さんによると、私は「描きやすい顔だ!」そうです。(^^)

アナ・ログ。次は、牧アナウンサーです。

2017年 どんな年に?

寺田 早輪子

2017/01/18

今年もいっぱい「助けてもらう年」になると思います。

これまでも、一人の力では立ち上がれない時、たくさんの人に支えてもらいました。
孤独感に苛まれた時だって、ちょっと周りを見渡せば、助けてくれる人がいました。

たくさんの人の思いと、愛情と、友情があって、今の私がある。

今年も感謝の思いで、日々を過ごしたいです。

そして、私自身も、人を「助けられる」力と優しさを持って歩いていきたい。
ここぞという時に、「寺田に助けられたい」と思っていただける人間になりたい。

365日、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、焦ったり、泣いてしまう日もあるのかも…。
それでも、人の温かさを、心で感じる時間が、一秒でも長くあるように、この文章を綴っている今の思いを心にとめて、2017年も歩いていきます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。(^▽^)

☆写真は…、今年最大の楽しみ!シルク・ドゥ・ソレイユの『ダイハツ トーテム』のキャラクターと!仙台公演は来年4月です!

アナ・ログ、このお題は私がアンカーでした!次のお題は『冬の楽しみ方』です。

今年の漢字 2016

寺田 早輪子

2016/12/12

2016年。わたしの今年の漢字一文字は、『話』。

人と話をすることは、互いを分かり合えたり、心が温かくなったり、元気が出たり、強くなれたりできる。

「話す」ことは大事なことだと分かってはいるものの、

疲れ過ぎてしまって、気持ちが落ち込み過ぎて、ワイワイ話すのがちょっとつらい日もあったりします。

アナウンサーという職業についている私ですが…、

そんな日もあります。

そんな日が続いたりすると、

ちょっとした誤解を招いたり、意思疎通がうまくいかなかったり。

人と話すことに、ちょっと臆病になってしまったり。

こうなってしまうと、本当にもう、つらい。

でも、やっぱりそんな私を救ってくれるのは、人と話すことでした。

たくさんの皆様の言葉に救われ、成長させていただいた一年でした。
来年は、私の言葉が誰かの心を救えますように。

☆写真は…、『第5回東北ご当地サミット』を収録しました!
福島代表のご当地タレント・餃子っ娘ちゃんと青森出身の高谷アナウンサーと!(^^)

アナ・ログ、続いては、今年も一年、話しを聞いてくれてありがとう!木下アナウンサーです。

この冬食べたいもの

寺田 早輪子

2016/12/06

冬になって、より一層、私を誘惑する香りと赤ちょうちんが、帰り道にあります。

仕事を終えて、家路を急ぐその途中にある一軒家の小さな飲み屋。

二階建の一階部分がお店。小さなコの字型カウンターの中に調理場があり、ご高齢のおばあさんと、お嫁さんと思われる50代くらいの女性の、合わせて2人で切り盛りしている様子。

入ったことはありません。

でも、ほぼ小窓や扉が開いていて、中は丸見え。
そして、何か「焼き物」メニューを調理している煙が、香ばしく、美味しそうな香りとともに、もくもくと、私を誘うのです。ほぼ毎夜。

入りたいけれど、とても一人では入れないのです。

カウンターは10人程しか座れない様子。
通りかかるたびに、チラッと小窓を見ると、ほぼ満席!
会社でいえば、部長クラス?と思わしきおじさまたちで、ほぼ満席。
豪快な笑い声ともくもくの煙とビールで、活気ある店内。

とても私一人では入れません…。

それでも、私を誘惑してくる美味しそうな何かの「焼き物」の香り!!

一体、何を焼いているのでしょう…。

焼き鳥ではないはずです。
漂う香りから推理すると、多分「豚キムチ」…?
看板にも「キムチあります(「ます」は、□に/)」とあるので、多分「豚キムチ」??

でも、それだけであんなに煙がもくもくと出るかなあ~?

看板には「もつ鍋」とも書いてあるのですが…。

ああ~。気になる。誰か一緒に、行ってくれないかなー。
後輩女子は誘いにくい雰囲気の店だしなー。

今夜も、きっと、一人で店の前で、深呼吸だけして帰ります。

この冬こそは、味わいたい。謎の「焼き物」とビール。(*^_^*)

☆写真は…、松島・円通院の紅葉ライトアップとスーパームーン前日の月(^^)

アナ・ログ、続いては…、あ!!この方なら一緒に飲んでくれるはず!梅島アナウンサーです。

健康の秘訣

寺田 早輪子

2016/11/17

健康の秘訣は、「おしゃべり」です。

特に、癒されたい時に話しかけているのが、気象予報士の平野さんと木下瑠音さんです

私の、たぶん平野さんにとっては「どうでもいい話」を、うんうんと、聞いてくれます。

そして、木下さんは、大して面白くもないであろう私の「今日、びっくりした話」などを、「ええーー!!」と驚きながら聞いてくれたりします。


癒されます。

心の健康を保っていられるのは、二人のおかげ様です。

話しを聞いてくれる人がいることはとても幸せなことです。

ありがとう(*^_^*)

☆写真は…、平野さんと私。この時間、木下さん、もう帰っちゃった…。

アナ・ログ、続いては…、この方も私のどうでもいい話を、「はいはい」と言いながら聞いてくれます。牧アナウンサーです。

好きな音楽

寺田 早輪子

2016/11/10

カラオケが、大好きです。

しかしながら、「現代っ子は平気」という『一人カラオケ』は、ちょっと…、私は…、行けそうにありません。もじもじ。

こう見えて、私、恥ずかしがり屋の、さびしがり屋です。(;▽;)

以前、通勤に車を使っていた時は、車の中が私のカラオケボックスと化していました。
朝の通勤の際は、発声練習にもなり、良いのです。
信号待ちで、隣に車が来ると、恥ずかしいのですが…(^^;)
ストレス発散できます!

あまり高い声の女性ボーカルの曲を歌うと喉を痛めてしまうので、「ポルノグラフィティ」の曲が私の場合、発声練習にぴったり!
ポルノの曲は、口を大きく開き、お腹から声を出さないと、うまく歌えないからです。

一音一音を歯切れよく、音程を取るのもなかなか難しい『アゲハ蝶』。
パンチのある声を出したい時には『サウダージ』。
いずれも早口言葉のような部分もあり、滑舌練習になります。

この2曲、本当に大好きで、カラオケボックスでもよく歌うのですが、男性陣の前で本気でお腹から声を出して歌うと、ちょっと、ひかれます…(^^;)

 普段、発声練習をしていても感じますが、お腹から声を出すことは、本当に「ストレス発散」になります。

 皆さんもお試しください。

ああ~、歌いたくなってきた♪

☆写真は…、息子が楽しみしていた運動会の朝。よく晴れました!

『好きな音楽』は私がアンカーでした。
アナ・ログ、次回のテーマは『健康の秘訣』。高谷アナウンサーからです!

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