アナ・ログ

2023年にやりたいこと

寺田 早輪子

2023/01/16

私はさそり座の、金星人で、金のインディアンです。
…占い好きの方なら、何を言っているのか分かってくださるかと思います…。
私は占い関連の話題が大好き。年末年始に書店に立ち寄ると、色々な種類の占い本が並んでいて、楽しくなっちゃいます。
先日、ふと手に取った占い本によりますと、2023年、私の運勢は「遊べば遊ぶほど、運気が上がる」そうです!しかも「12年に一度だけ巡ってくる、人生で最も楽しく遊べる年!」だそう!
何とも胸躍る情報です。何をしようか…、気持ちだけがそわそわしてしまいます。
その占い本を読み進めると「遊びの中から学びも、出会いも得られる」とのこと。
仕事で良いパフォーマンスをするためにも、真剣に遊ぶ!そんな一年にしたいです!

アナ・ログ、続いては佐藤拓雄アナウンサーです。

2022年を振り返って

寺田 早輪子

2022/12/21

私には、毎年、実りの秋に、美味しい梨とその大らかな笑顔に出会うのを心から楽しみにしていた人がいました。

その方は宮城県利府町の梨農家・引地俊彦さん。今年の春、68歳で亡くなりました。

地元紙などでは「梨作りの名人」とも称され、テレビ各局の取材も積極的に受けてくださっていた利府町の有名人。
様々な品種の梨を手掛けていましたが、中でも「あきづき」という品種は、本当にみずみずしく、甘くて、私は大ファンです。

引地さんに初めてお会いしたのは、15年前、台風9号の被害取材の現場でした。
暴風で収穫間近の梨が落ちてしまった利府町内を取材しようと、梨園に突然訪れた私たち取材班を快く受け入れてくださったのです。大変な状況の中、丁寧に被害状況を説明してくださいました。この時、別れ際に「被害が出た時だけじゃなくて、今度は美味しい梨の収穫も取材しに来てよ」と、笑顔で話してくださいました。心に深く刺さったこの言葉は、一生忘れられません。取材させていただく方の、ただ一時だけの表情を切り取るのではなく、喜びも、悲しみも、色々な表情を見つめて、初めてその人を描くことができるのだと、教えていただいたと思っています。

以来、「今年は美味しい梨ができたから、取材に来てー」、「今日は、病害虫駆除するから、取材に来てー」、「珍しいヒマワリが咲いたから取材に来てー」…と、数えきれないほど連絡をいただき、笑顔の取材も多くさせていただきました。そして、いつも「いらっしゃい!」と大らかな笑顔で迎えてくださいました。

私が育児休暇を終えて職場復帰すると「お子さん連れて遊びに来てー」とお声がけいただき、家族ぐるみのお付き合いもさせていただきました。幼かった息子が初めて梨の収穫を体験したのも引地さんの梨園でした。梨に手が届かない息子を、抱っこして持ち上げてくださいましたね。たくさんたくさん笑い合いましたね。
まるで実家に帰った時のような、故郷のように温かい存在でした。

「病気になった」と連絡をいただいてからも、「また秋に梨を食べに来て」と声をかけてくださいました。

今年の秋。跡を継いだ息子さんと奥様から、例年同様に美味しい梨が届きました。引地さんが大事に守ってこられた梨は、これからも多くの人を笑顔にすると確信しています。
本当にお世話になりました。
大好きな音楽とコーヒーを楽しみながら、どうかゆっくりとお休みください。

☆写真は、今年の秋に引地さんご家族から頂いた梨。引地さんの思い出と一緒に美味しくいただきました。

アナ・ログ、続いては、下山アナウンサーです。

音楽あれこれ

寺田 早輪子

2022/12/08

先日、非常に懐かしいものを街中で見かけました。
『ルーズソックス』。
私が、高校時代に毎日履いていたあの「ルーズソックス」を、令和の仙台の街中で、若い子が履いているではありませんか !! 巷では、今年、1990年代に流行したアイテムの人気が再燃しているそうで、どうやらルーズソックスもその一つのようです。

そのルーズソックス。私の地元である福島・いわき市では、私が高校1年生の秋ごろにおしゃれに敏感な同級生が履き始め、じわじわと人気が広がっていったと記憶しています。当時はゴムが少なめの、ルーズソックスの中でもさらにルーズな商品が人気でしたが、先日見かけたお嬢さんも、まさにそのくらいルーズなルーズソックスを履いていて、「ああ。懐かしい。」と、小声でつぶやいてしまいました。

そのルーズソックスを見かけてよみがえったのが、当時、よく私がカラオケで歌っていた曲、ドリカムの「決戦は金曜日」。同級生と、当時、街中でちらほら見かけるようになったカラオケボックスで歌っていた私の十八番。(当時は1曲ごとに100円玉を入れて歌っていました♪)
金曜日の放課後に、意味もよく分からず、この歌を歌っていたのを思い出します。

今、再び流行っているからと言って、さすがにルーズソックスを履いて出勤したりしませんが、「決戦は金曜日」はお風呂に入りながら大きい声で歌いたいと思います。

☆写真は、むすび丸と私。取材帰りに立ち寄った三陸自動車道 春日PA上り線にて。なぜか、私もむすび丸も「キメ顔」です。

アナ・ログ、続いては、梅島アナウンサーです♪

お風呂のこだわり

寺田 早輪子

2022/11/21

新米ママだった頃、息子の乾燥肌対策に、あれやこれやと奔走しました。
空気が乾燥する冬はもちろん、汗ばむ夏も、肘や膝の裏、首、お腹、背中を「かゆーい!」といいながら、ぼりぼりと掻いていた息子。

当時、皮膚科にかかって医師に指摘されたのが…「お風呂で強く洗い過ぎ!」。
勧められたのは「固形石鹸」で「手でなでるように洗う」ということでした。

昭和50年代、私の子供の頃はそれこそボディーソープといったおしゃれなものはなく、体を洗うには「固形石鹸」一択でしたが、中学生、高校生と成長するのに伴って、おしゃれで、良い香りのボディーソープがたくさん市販されるように…。
出産するまで私は手軽なボディーソープ派で、保育園に入る頃には息子も一緒にボディーソープを使っていましたが、強くこすったりすると、皮膚に必要な皮脂まで洗い流してしまうこともあるそう。

診察後、体を洗う際は、固形石鹸を生クリームのように泡立てて、優しくなでるようにしてみたところ、息子は薬を使わずとも痒がらなくなりました。
私の泡立ての技量も向上。今は一回に、バレーボール大の硬めの泡を作れるように!
うちのお風呂のこだわり、「固形石鹸」は欠かせないアイテムです。

☆仙台放送のAスタジオにて。
この日はAスタでオンラインセミナーの司会を務めました。

アナ・ログ、続いては、伊藤瞳アナウンサーです♪

こっそり教えます

寺田 早輪子

2022/11/11

ここだけの話…。
小学生の時、夏休みの宿題で提出した「藁葺き屋根の家」をモチーフにした絵。
これが確か、何かの大きなコンクールで、かなり上位の賞を頂いたのですが、
その絵…、実はほとんど父に手伝ってもらった作品でした!
申し訳ございません!!
「明日の始業式に提出しなければならない!」というのに、絵の宿題を忘れていた私。
夜。眠くなり、半分も仕上がっていないのに寝てしまったのですが、
父が徹夜で絵を仕上げていたのです!
あまりの本格的な出来に「さすがに先生にバレる!」と思ったのですが、とんとん拍子に校内、地区、市部の選考を勝ち抜き、さらに上のコンクールに出品された…と記憶しています。

20年以上前に亡くなった父は画家になることを夢見ていました。
町のクリニックの職員として働いていた父ですが、休みの日に絵筆を握り、風景画を描いていました。家には油絵具などの画材がたくさんあり、私もそれらを使って、父の傍らで絵を描く時間が大好きでした。
父が描いていたのは、いわき市でも山間の地区にある夏井川渓谷。
荒々しい岩や断崖、清流、生い茂る夏の緑を、鉱物を使って表現するのです。
キャンバスに鉱物を直接、貼り付けて、その上から油絵具を塗り、自然を立体的に表現。
一風変わった父の鉱物画は、娘の私にとっては、特別で、自慢の作品ばかりでした。
しかし、控えめな父はコンクールなどに出品することはなかったのか、描いた絵のほとんどは自宅の部屋の中に。玄関に一枚、額に入れた作品を飾っていましたが、たくさんの人の目に触れることはありませんでした。

そんな父。実はこっそり、画家としての「名刺」を一枚だけ作っていたことを、亡くなった後に知りました。
私も大人になった今、「父はいつ夢を諦めたのか…、それとも、諦めずにずっと夢を抱き続けていたのか…。どんな思いで、毎日、職場に向かっていたのか…。」
そんなことを考えると切なくなります。
それでも、休みの日に夢中になって、絵を描いていた父の楽しそうな顔を私は一生忘れないと思います。

私の絵がコンクールで入選したのを、一番、喜んでいたのは父です…。
夏休みの絵は、父と私の最後の合作?となりました。
当時、拍手をくださった皆様、どうかお許しください!

☆写真は、宮城県美術館で開催の『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』(~2022年11月27日)に出かけてきました!父譲りで、絵画鑑賞も大好き!

アナ・ログ、続いては伊藤瞳アナウンサーです。

秋を感じます

寺田 早輪子

2022/10/25

秋になったら絶対にしたいこと!が、私には3つあります。
「シャインマスカット狩り」と、
「評判のモンブラン 食べ比べ」、
そして、「『マロン』と名の付くスイーツを食べ尽くす」。
この3つは毎年、秋になると家族に「これは何があっても達成させるから!」と高らかに宣言しています(毎回、キョトンとされますが…)。
食べることばっかりでお恥ずかしいですが、夏の蒸し暑さもなくなり、冬のように着込まなくても気軽に出かけられる秋。秋の味覚を求めて散歩するのも楽しいですよね。
秋の散歩の楽しみは何といってもキンモクセイの香り。青葉区上杉の仙台放送周辺にも、あちらこちらからキンモクセイの濃い香りが漂ってきます。
深呼吸しながらたくさん歩き、カロリーを消費して、今日も秋の味覚を心ゆくまで、頂きます!!
☆仙台放送近くのキンモクセイ。マスクをしていても香ってきます!

アナ・ログ、続いては、千坂アナウンサーです♪

お酒のはなし

寺田 早輪子

2022/09/27

この話題を私に振るなんて…(^^)
何時間でも話し続けますけれど、いいですか??
…というくらい、私はお酒が好きです。

中でも日本酒が大好き。
10年前、自分の披露宴の乾杯のお酒にも、宮城県内の酒蔵が造るスパークリングの日本酒をチョイスしたほど。全国各地から出席してくださった方々が「宮城のお酒」を美味しいと喜んでくださり、本当に誇らしかったです。

そんな私も、20代の頃に比べると、それほど量は飲めなくなり(悲しい…)、
すぐに酔ってしまうようになりました(悔しい…!)。

そんな私ですが、家族でイケる口なのは実は私だけ…。
夫は飲まずに過ごせるタイプで、母は全く飲めず…。
父もお酒を飲んでいる姿はあまり記憶にありません。
コロナ禍で、飲み会もほぼ皆無。
最近は家で一人、手酌でたしなんでいます。

いかにも寂しそうな光景が浮かぶかと思いますが…、
息子の表情やおしゃべりを聞きながら飲むお酒も、また良いものです。
クイズ好きの息子は酔っている私に、容赦なく、結構難しい問題を出してくるのですが、
全く答えられず…。
「ちゃんと真面目に!」と息子にイライラされながら、私はニコニコ。そんなやりとりもまた楽しい今日この頃です。

アナ・ログ、続いては、堤アナウンサーです。

ファミリー

寺田 早輪子

2022/09/06

子供の頃から私は人に甘えることがとても苦手です。
「一人でも平気!」…なんて顔をして過ごしてきた気がします。
両親が共働きで、留守番することが多かった、いわゆる「かぎっ子」だった私。
泣いたり、わがままを言ったりしてもどうしようもないとわかっていて、強がっていたのかもしれません。「一人で何でもできるもん!」と思っていました。
そんな可愛げのない子供時代を過ごした私でしたが、
「やはり家族の存在は大きくで、私は一人きりは苦手なのだ…」と実感した出来事がありました。

小学5年の宿泊訓練。福島県内の宿泊施設に泊まり、児童たちでカレーを作って食べたり、キャンプファイヤーやナイトハイク、肝試しなどを楽しみながら、「お泊り体験」する学校の恒例行事です。
これを私はものすごく楽しみにしていたのですが…、
一泊目の夜。予想だにしなかったことが…!
「ホームシック」です。
家族が恋しすぎて、寂しすぎて、寝られない。
でもベッドの中で泣いているところは友達に絶対に見られたくない。
声を殺して、しくしく泣いていました。
夜も更けていくし、オバケが出たら怖いし、どうしよう…と思っていた私を慰めてくれたのが、家から持参した「タオルケット」。

そのタオルケットからは、ふんわりと家の香りが…。
…わかりますか?普段は感じないけれど、帰宅した時に玄関でちょっと香る「家の香り」。
そのタオルケットに顔をうずめてスーハ―スーハ―しているうちに、家族の顔が浮かんできて、ううう…と、またこみ上げる思い。それでも家の香りに安心していつの間にか眠りについたのでした。

普段は強がっていても、やはり家族が恋しいのだと実感したあの夜。
…あれからもう30数年…。
もうすぐ小5の息子が野外活動で「お泊り体験」をします。
「家の香り」がしみついたタオルを持たせることにします(^^)

☆夏の甲子園!仙台育英高校野球部の皆さん、初優勝おめでとうございます!
東北人として感動を共有させていただいたことに、心から感謝です!
たくさんの人がカメラをむけていたJR仙台駅の優勝おめでとう横断幕の前で自撮りしてみました!

アナ・ログ。続いては下山さんです♪

今年の夏の総括

寺田 早輪子

2022/08/23

この夏の久しぶりの体験。
それは…、前髪を切りました!
15年ぶりくらいのヘアスタイルです。
どの程度、切ったかというと…、画像をご参照ください。
ぱっつん!と厚めに切ったわけではなく、行きつけの美容師さんから「横にも分けられて、前にも下ろせるくらいがよいのでは」と提案していただき、髪の内側を薄めにとって、短くしてもらいました。
社内でも、早速、反響いただいております(^^)
西ノ入アナ「かわいいー!」
咲良アナ「前髪のある寺田さんは初めて見ました!」
瞳アナ「一瞬、誰だか分かりませんでした!」
…などなど、皆さんからの反応が嬉しいです。
ここ最近は、髪を切っても全く無反応だった夫も、さすがに「何か変わった?」との反応…(^^)
久々の前髪。気に入っています!

アナ・ログ。続いては千坂さんです♪

水のこだわり

寺田 早輪子

2022/08/16

「水」の大切さを痛感したのは東日本大震災の時です。
当時は、長く断水が続き、お手洗い、風呂、飲料水など、生きるための様々な場面で、水を普段通りには使えない状況でした。

今年、宮城県の涌谷高校で開催された「避難所運営ワークショップ」を取材しました。
震災発生当時は、5、6歳だった生徒たちが「災害発生時、高校生は避難所でどんな役割を担えるか?」を考えました。
石巻市内で避難所となった高校で、実際に運営を体験した元教員から、
「トイレにはプールからバケツで水を汲んできて使用した。校舎の各階に水を入れた重いバケツを運んだのは、当時の高校生たち。力仕事を担ってくれて、大人たちは本当に助かった」と話していました。

震災を経験した宮城では「防災」という言葉をよく耳にするようになり、各家庭での備蓄や水の大切さへの意識も高まっているのはと感じます。
それでも、いざという時に、備蓄していた水をどの場面で、どのくらいの量を使うのか…、そして、お手洗いや風呂場などにどう運ぶのか、または、溜めておくのか、ということまで話し合っておく必要があると感じた取材でした。

いざという時の「水」。私自身も、まずは家族で、確認したいと思います。

☆写真は、女川町で。漁港が臨める場所にかわいらしいデザインの公園があります。
遊具は海の生き物がモチーフだそうです!

アナ・ログ「水のこだわり」。このお題は私がアンカーでした。
次回のお題は、「今年の夏の総括」。トップバッターは西ノ入さんです。

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