アナ・ログ

秋の訪れ

佐藤 拓雄

2017/10/10

通勤路、足元注意の季節がやってきました。
9月中旬、銀杏が路上に。【写真】
でも、例年こんなに早かったっけ?と少々面喰いました。
今年は夏らしい夏もなく、秋の訪れも早い気がします。
気のせいでしょうか。

さて、秋と言えば、収穫の秋。
収穫の秋と言えば、新米、という方も多いはず。

・・・ですが、私は、コメの味の違いがどうもよく分かりません。

宮城県民なのにと怒られそうですが、ひとめぼれなのか、ササニシキなのか、コシヒカリなのか、違いがわからないのです。
さらに恥を忍んで言えば、新米と去年産米の違いもわかりません。
コーヒーの違いは分かるのに。ダバダー♪
コメに関して分かるのは、焚き方の違いだけ。
炊き方の好みははっきりしています。硬めが好き。柔らかいごはんはあまり好きではありません。

この時期になると、
コメの違いが分かる妻に「今日から新米ですよ!」と言われ、
「そうだったの?」
「やっぱりわからないんだ・・・」
とがっかりされる、これが我が家における秋の訪れの一つです(苦笑)

明日は稲垣アナウンサーの秋の訪れです。

マラソン

佐藤 拓雄

2017/10/02

「東北・みやぎ復興マラソン2017」
昨日無事終了しました。
1万5千人のランナーの皆様と、大会にご協力くださったすべての皆様、本当にお疲れ様でした。そして、心から御礼申し上げます。


さて、私が小学4年生の頃だったと記憶していますが、学校で「京王線を走ろう」という企画がありました。
私の通っていた小学校は、東京の私鉄・京王線の沿線です。その京王線を、最寄駅から終点の新宿まで走ろう、というもの。
と言っても、線路や線路沿いを走るわけではなく、その分の距離を走ろうということです。
新宿までの路線図が配られ、ひとマスが校庭1周、電車の実際の距離分のマスが設定されています。
毎日休み時間にこつこつ校庭を走り、1周走るごとに一つマスを塗って、ゴールの新宿を目指します。
どうってことはない、と思った子どももいたのかもしれませんが、私はこの企画にハマりました。とにかくワクワクしたのです。
朝、学校に着いて、まずひと走り。休み時間もドッジボールそっちのけでマラソン。
毎日毎日路線図のマスを塗ることに燃え、終点新宿、折り返して一往復、さらに2巡目、という具合で、どのくらいやったでしょうか。
「オレ、今、調布」「オレは明大前」と、友達とも競い合いました。
小学校で一番ハマった企画だったかもしれません。

身近な京王線を自分の足で走破という高揚感に加え、タイムを競わないので、自分のペースで走れるから全く苦しくない、というのもあったかもしれませんが、とにかく楽しかった。
どの先生が考えたのか、子どもを自発的に走らせるにはもってこいのグッドアイデア、本当によくできた企画だったと思います。
「楽しいこと」。これが子どもの「やる気スイッチ」を押す一番の力なんでしょうね。

【写真】は、先日出張で訪れたJR佐世保駅。「JR 日本最西端の駅」だそうですが、ここまで「走る」には校庭を何周すればいいのだろう、なんて、京王線を「走った」当時を思い出して考えてしまいました(笑)

このテーマは今回で全員が書きました。
明日からは新テーマ。飯田アナウンサーからです。

おじいさん、おばあさんとの思い出

佐藤 拓雄

2017/09/15

今日は9月15日。以前はこの日が敬老の日でしたよね。

さて、過去にも何度か似たようなお題があったので、なるべくカブらないようにと思って、以前のものを読み返してみました。

以前に書いたのは、私の長男にとっての「おじいちゃん」(つまり私の父)の話、父方・母方それぞれの祖父の話を少し、母方の祖母に作ってもらったいろんな形の小さなおにぎりの話、という内容でした。

とすると、残るは、父方の祖母の話かな。

祖母の話でよく聞いたのは、弟が生まれる頃のこと。当時私は1歳半くらいでした。
そういう私がいたため、祖母が福島の郡山から手伝いに来てくれていたそうです。
その祖母と毎日のように散歩や買い物に行き、会う人会う人に、「あらー、おばあちゃんそっくりねー」と言われたといいます。
自分としては、祖母に顔が似ていると思ったことは一度もないのですが、先日、私の長女の1歳頃の写真をたまたま見て、祖母にそっくり!と思いました。長女の顔は私に似ているところもありますので、祖母≒長女≒私、∴祖母≒私、ということになるのでしょうか。
当時の私は、祖母と買い物に出かけるたび、中華まんのあんまんを一つ買ってもらい、一人で平らげていたそうです。1歳半からあんこ好き。これは環境ではなく、きっと生まれ持った性質です。
ということで、写真は、最近いただいた、有名老舗の最中。美味しゅうございました。
・・・話がそれましたが、残念ながら、このへんの祖母との話は、すべて後から聞かされたもの。物心がつく前のことです。

祖母との時間でよく思い出すのは、二人でうな重を食べたこと。大学時代、祖父が入院したので、仙台から郡山の病院へ一人でお見舞いに行った時のことです。物心がついてから、祖母と二人で食事をしたことは多分初めてで、しかもこちらは大人と子どもの間くらいの中途半端な年齢でしたので、何を話していいのか戸惑った覚えもありますが、二人で「おいしいね」と笑い合いながら食事をしました。
今でも、うな重を食べると、この時のことを思い出します。

続いては、寺田アナウンサーです。

休日の私

佐藤 拓雄

2017/09/06

この「アナ・ログ」にも何回か書いていますが、我が家では、私が料理するのは、たいてい我が家のピンチの時です。
妻が風邪で寝込んだ、というようなときですね。
それと、ピンチではなくても、妻がお出かけの時も、時々やりますが、まあそんな程度です。

そもそも私は料理が趣味でもないし、普段は妻がやってくれるので、やる必要がないのです。
かと言って、全く料理ができないということもありません。
次男が生まれたとき、2ヶ月ばかり、ささやかな「育休」を取り、その時は家事一切を引き受け、当然家族の三食を用意しました。

ただ、それ以降は、やれないわけではないが、やる必要がないのでやらない、というのが日常なので、緊急時のみ台所に立つのが基本になってしまっています。

こんなことを書くと、妻に「だったら毎日やってくれてもいいけど」と言われてしまいそうですが・・・

そんな私ですが、緊急時でもないのによく作るものがあります。
チャーハンです。

どういうわけか、私の作るチャーハンを次男が喜んでくれて、時々リクエストまでしてくれます。

一口食べると、満面の笑みで、「おいしー(C)!を通り越して・・・おいディー(D)!!!」と「スカッとジャパン」の「食いしん坊母ちゃん」こと斎藤こず恵状態。すぐさま食べ終えて、「おかわり!」。大人の2杯分をあっという間に平らげてくれます。
ここまで喜んでもらえると、うれしい、を通り越して・・・うれディーですね。

休日の度に、とは言いませんが、そんな次男の笑顔が見たくて、せっせと「おいディー」チャーハンを作る休日の私です。

【写真】先月の夏休みに某所で見かけた自信満々の看板。しかし、「おいディー」ではないようです(笑)

このテーマは今日でおしまいです。
次なるお題は、明日のお楽しみで。

私の暑さ対策

佐藤 拓雄

2017/08/15

梅雨明け後、「暑さ対策」が必要ないくらいの天気が続いていますね・・・

先日、「ともに」の取材で、今年再開した南三陸町の海水浴場「サンオーレそではま」を訪れました。
写真は、上が去年12月、下が今月。見事な復活です。
ただ、この日も、8月というのに肌寒いくらいの天気で、お客さんは少なめでした。
7年ぶりの開業というシーズンにこの悪天候・・・関係する方々が気の毒ですが、皆さん「天気ばかりはどうにもならない」と口をそろえていました。
それでも、長い目で見れば、海水浴場の復活は、地域にとっての福音です。猛暑で大混雑というシーズンもこれから必ずあるはずです。

さて、暑さの話ですが、私はお腹が冷えやすいので、アイスの類をあまり食べません。
特に冬には、ただ寒くなってしまうので、まず食べません。

そんな私がアイスを食べるのは、全身が沸騰しそうなくらい暑い、というとき。
例えば、会社から歩いて帰宅した夏の日。
例えば、夏の野球応援の後。
ビールももちろんいいのですが、アイスが体に効きます。
暑すぎて内臓まで温度が上がっていると感じるようなときに、体を内側からアイシングするという感覚ですね。
こういう時には、「アイスでお腹が冷える」と感じることは皆無です。
大げさですが、生き返る、というのはこういうことか、と思ったり。
クラッシュタイプのアイスや、アイスキャンデーなど、氷のものが一番です。

一方で、お腹が冷えやすい割に、足は熱を持つことが多く、これが非常に不快で苦しいのです。
こんな時は、文字通りのアイシング。コールドパックで足を一気に冷やしてなんとか復活します。
これは「暑さ対策」じゃなくて「熱さ対策」か。

ともかく、私の場合、体自体の熱を取るのが、暑さ・熱さを軽減することになっているようです。

次は、稲垣アナウンサー。

部活動の思い出

佐藤 拓雄

2017/08/03

自分の部活動の思い出は、はるか記憶の彼方へ・・・というほどではないですが、ここに書くに値する話は思いつきません。

今「部活動」と言われて、すぐに連想するのは、どうしても長男の野球部と、その親としての自分のことになってしまいます。
ちょうど1年前、長男の高校野球が終わって、このアナ・ログにこんなことを書きました。

「この2年数ヶ月、私が親としてやってきたことと言えば、毎晩のユニフォームの洗濯、試合の応援、次々に痛む道具の購入や様々な徴収金の支払い、保護者会での役割、といった、書き連ねるほどでもない、フツーのことばかりではありますが、それなりにかなりエネルギーが必要でした。
小中学校時代とは違う、高校球児の親、というのはこういうものか、という一端をわずかながら体感し、どの親御さんもきっと同じように毎日黙々と支えているのだろうなと、チームメイトの親御さんはもちろん、見も知らぬ全国の親御さんに、連帯感を抱いたりもしました。」

先日、最後の大会で敗れた、早実の清宮選手が「弁当や洗濯など親の支えに感謝したい」と話していて、私は大きくうなずきました。
ここのところが分かっているかどうか。というか、こういうことが言えるかどうか。
言葉だけでもいいから、こう言ってもらえるだけで、親はうれしいものですし、私などは、長男の部活動の思い出で真っ先に浮かぶのが、毎晩の洗濯だったりします。

さて、現在高校生の長女の部活動は、親の関わりがほとんどないため、親としても、すっかり部活動の当事者ではなくなりましたが、長男を介し野球部員の親として出会った、長男の同級生の保護者の皆さんとは、今も強い連帯感でつながっていて、このご縁と様々な思い出は、私の一生の財産です。

そんな私たち親の繋がりは、なんだか親戚のようでもあり、その子どもである長男の同級生たちにも、今も我が子同然の思いがあります。
彼らが今後どんな大人になり、どんな人生を送っていくのか、ということが、本当に楽しみであり、心から応援したい気持ちです。

続いては、稲垣アナウンサーです。

夏だからこそ!冷たいもの?熱いもの?

佐藤 拓雄

2017/07/26

「冷やし○○」という食べ物がとにかく好きです。
夏でも冬でも季節関係なし。

麺で言えば、
中学生の頃だったか、冷やし中華(といっても、乾麺のインスタント)にハマったのに始まり、
高校時代の人生最大空腹期には、通学の駅の立ち食いそば屋で初めて冷やしたぬきを食べ、こんなに美味いものが!と感動。今でこそ、冷やしたぬきなんて珍しくないかもしれませんが、約30年前ですからね。
社会人独身時代には、パスタにかけるだけという手軽さもあいまって、レトルトの冷製パスタソースを買いだめしました。
山形では、取材先の方が出前で取ってくれた「冷たい肉そば」に感激しました。
山形つながりで米沢の冷たいラーメンも大好きです。
乾麺で売っている「冷たいラーメン」も今や我が家の定番。
写真は、5~6年前に札幌でたまたま食べた、冷やし担々麺。これまた、こんなにうまい担々麺を食べたことがないと思ったほどの絶品でした。
そうそう、冷麺を忘れていました。これも大好き。

麺じゃなくても、「冷やし茶漬け」とか、「冷しゃぶ」とか、そういうのも好きですね~
飲み物も、やはりホットよりアイス派。
お酒も、熱燗より冷酒。
魚も、刺身や寿司。

なぜ、「冷やし○○」が好きなのか。

理由の一つは、実にくだらないです。


・・・猫舌。


チャンチャン。

明日は寺田アナウンサーです。確か、無類のラーメン好きでしたよね。

この夏の楽しみ

佐藤 拓雄

2017/07/05

平日に休みを取ることができた、先月のある日。
梅雨の中休みで気持ちよく晴れていました。
湿度も高くなく、窓から入る風が爽やか。この時期ですので、気温も真夏のようではなく、実に快適な天気です。
ふと空を見ると、飛行機雲が。

こんな日は、どこかへお出かけ、という発想の方も多いのかもしれませんが、私はインドア派です。
こういう日こそ、のんびり、音楽を聞きながら読書。これが至福の時です。
平日ですから子どもたちは学校、妻も出かけていて、家には誰もいません。
静かな家で、贅沢すぎる時間を過ごすことができ、身も心も充電できた気がしました。

思えば、小・中・高時代も、こんな時間を過ごすのが好きでした。
特に、夏休みの終わりごろ、宿題をすべて終わらせ、なんの心配もなくなったところで、こんなふうに読書をするのが自分の心の充電の一つだった気がします。
夏だからこそ、家の中でちょっとした涼しさを見つけ、ゆったりした気持で読書をする。
年を重ねるにつれ、時間の余裕が足りなくなり、こういう時間を持てなくなってきたことを改めて感じました。
今年の夏にも、少しでいいからこんな時間があるといいなあ・・・

という私ですが、高校野球は例外です。
長男が高校野球をやり始めてからは特に、夏の大会、と聞くだけで、スイッチが入り、球場に見に行きたくなってしまいます。
長男が卒業した今でも、やはり高校野球は楽しみで、時間が許すなら、一日中球場にいてもいいくらいです。
もちろん今はそうもいきませんが、仕事を引退した老後は、夫婦で観戦三昧、という話をしています。その頃、そんな体力が残っているかは分かりませんが、高校野球は、「この夏の楽しみ」というだけでなく、一生モノの「夏の楽しみ」になると思っています。

明日は稲垣アナウンサー。あれ?前回も稲垣アナウンサーの前でしたね。

2017年折り返し!

佐藤 拓雄

2017/06/26

昨日、おとといの2日間、「仙台放送まつり」にたくさんのご来場ありがとうございました。
私たち仙台放送の皆さまへの感謝の気持ちが少しでも伝わったならば幸いです。

話は変わりますが、先日出張で福岡を訪れた折、寄り道をして「金印」を見てきました。
歴史の教科書に出てくる、あの「漢委奴国王」の金印です。
福岡市博物館に常時展示されています。
本物を見るのは二度目ですが、何度見てもいいですね。
目の前で今なお妖しげな輝きを放ち、圧倒的な存在感を見せる、2000年前の小さな金印。
平日でお客さんが少ないのをいいことに、展示ケースに顔を近づけて食い入るように見入りました。
謎も多く、そんなところも含め、陳腐な言葉ですが、歴史のロマンです。
熱い思いでついつい金印のゴム印を買ってしまいました。

さて、2017年「折り返し」と言うけれど、時間は折り返しません。一本の数直線のように、そして一方通行で流れていくだけです。
だからなのか、それとも、しくじりだらけの人生を送ってきたからなのか、時を遡ったり、時間を自由に行き来したりする小説や漫画、ドラマ、映画が大好きですし、タイムマシンがあったなら、あるいは、自分の人生をどこかに戻ってやり直せるなら、しょっちゅうそんな妄想をしてしまいます。
それこそ、金印の謎もタイムマシンで解き明かせるのでは、そんなことも考えますね。

人生を戻ってやり直す、ということで言うと、かりゆし58の歌に、「嗚呼、人生が二度あれば」というのがあります。
人生が二度あったら自分はどうするだろう。あの時のあの選択を?それともあの時?
またまた妄想が始まってしまいます。

ただ、妄想しても何をしても、時は戻りません。

そして、かりゆし58の歌を最後まで聞いてみると、実は、「人生をやり直せたらいいのに」という歌ではなく、人生は一度しかないから輝くのだ、という歌です。

まさしく、そういうことですね。
2017年も折り返さず、今を生きる。毎日の積み重ねこそが人生です。

明日は稲垣アナウンサーです。

雨の日のお供

佐藤 拓雄

2017/06/20

我が家に先月やってきた小さな魚くん。
いただいたシロウオのパックに紛れ込んでいて、シロウオは死んでいるのに、たくましく生き残っていました。
体長は3センチくらい。色が違うのでシロウオではないと思われますが、正体は不明です。
小2の次男が、かわいいかわいいと喜んだこともあり、育てていくことになりました。
水槽は簡易なものですが、餌は、妻がペットショップで相談して、熱帯魚用のものを買ってきました。

その様子を確認することが、我が家の日課になっていましたが、先日、とうとう死んでしまいました。
前の日から様子がおかしく、仰向けで動かなくなったかと思うと、急に泳いだりを繰り返し、みんなで心配していましたが、やはり限界が来たようです。
妻と次男と三人で、土に還し、命のはかなさを改めて感じましたが、自然の中にいたらもっと生きていたのか、という考えも頭をよぎり、どこか不憫にも思います。
ただ、短い間でしたが、健気に生きる様子は、私たちの癒しでもありました。


さて、雨の日のお供。

先日、雨の日の通勤途中、歩道を歩いていたら、猛スピードのトラックが、轍の水をバシャーーーーーッとはねあげ、右半身にもろにかぶってしまったことがありました。もちろん傘はさしていましたので頭はぬれませんでしたが、服はかなりのびしょ濡れ。
これから仕事というのに、なんてことをしてくれるんだ!謝れ!とトラックを追いかけたいくらい腹が立ちましたが、その時来ていた服が、たまたま、いわゆる「ドライ」素材のもので、歩いているうちにあっという間に乾いてしまいました。
これは助かりました。
かぶった雨水が乾くのとともに、トラックに対する怒りも収まり、不快感もなく過ごすことが出来ました。
雨の日のお供はこれですね。
しかし、そうは言っても、あの乱暴な運転は、思い出すにつけ、やはり頭にきますね。文字通り「傍若無人」。傍らに人無きがごとし、ですよ。


今回のお題はこれでおしまい。明日からはお題を変えて、寺田アナウンサーからです。

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