佐藤 拓雄
2022/09/05
今回の【写真】は、なかなかちょうどよいものが見つからず、ちょっとこじつけで「ファミリー」サイズの寿司で・・・。
次男が私に似て、いや私以上の、無類の寿司好きで、我が家では登場率が高くなっています。
さて、ちょっとカッコつけに聞こえるかもしれませんが、仙台放送アナウンス部が、私のもう一つの「ファミリー」だと思っています。
私たちアナウンス部は、基本的に他部署への異動はあまりなく、入社してからずっと、同じメンバーで、毎日のように顔を合わせ、20代前半から50代まで、十数人が一緒に年齢を重ねていきます。
これはもう、家族のようなものだと思うのです。
冷めた目で見れば、いかにも日本的終身雇用制、ということかもしれませんが、そんな野暮なことは言わず。
29年前、入社した時は、当然「末っ子」だった私。
世間知らず、怖いもの知らずで、今思うと恥ずかしいことばかりですが、並みいる先輩方、特にお姉さま方にかわいがっていただき(笑)、実際には長男で、とかく「お兄ちゃん」扱いされてきたことからすれば、これはこれで居心地の良いものだなあと思ったものです。
また、当時の柴山光由部長をはじめ、男性のベテランの先輩方は、威厳も大いにありつつ、毎日一緒に過ごしていると、父親や親戚のおじさんのような感覚もありました。
そのうちに、後輩のアナウンサーが入り、「末っ子」から「兄」に、そして、5年前からは最年長になり、「お父さん」のようだと言われることも多くなりました。
実際、今の20代のアナウンサーたちは自分の子どもたちと同じような世代で、採用から関わり、手塩にかけて育てているわけですから、気持ちはまさに父親です。
この「ファミリー」が、お互いを大切にし、尊重しあいながら、よい年齢の重ね方をしていけるように、「父親」として頑張っていきたいと思っています。
蛇足かもしれませんが、私の場合、「アナウンス部ファミリー」の中から、本当の「ファミリー」ができました。妻のことです(笑)
明日は、寺田アナウンサーです。