佐藤 拓雄
2022/05/17
13年前、次男が生まれた時に、育休を取りました。
ほんの2ヶ月弱ですが、産後間もない妻を休ませるため、家事の一切を引き受け、朝から晩まで目まぐるしく働き、夜になるとエネルギー切れでバタンキュー、というような、実にハードな毎日でしたが、私にとっては、とても幸せな日々でした。
習い事から帰ってきた上の子たちとの、「あーお腹空いた〜、晩ごはん何?」「今日は〇〇だよ」「やったー!!」というやり取りは、13年経った今でも、思い出す度に、心が満たされます。
あー、自分はこういうことをして生きていきたいのだなあ、と当時もしみじみ思ったものです。
もちろん、家事・育児はよいことばかりではなく、辛いこと、苦しいこと、心配なこと、思うに任せないことがたくさんあります。
育休中も、そして今も、家族のことで忙殺されると、あー!一人の時間が欲しい!!!と思ってしまう自分もいます。
それに、時が経ち、自分の中でよかったことばかりが思い出として残り、美化されている点もあると思います。
たった2ヶ月で何が分かる、というお叱りの声も聞こえてきそうです。
それでも、家族のために、ということだけを考えて暮らせたあの日々には、私の人生の一つの理想があったと思っています。
ただし!
育休が「休日」なんていうのは全くの間違い!
確かに外で働く仕事は休むので、「休日」「休業」ではありますが、本人は24時間休みなし、正直、体力的には、外での仕事のほうが楽なのでは?と思うくらいハードでした。
「育休」という呼称を変えようという動きもあるようですが、経験者の端くれとしては、それにも一理あると思います。
理想の「休日」というテーマからは、微妙にはずれた話になってしまいましたが、ご容赦ください。
【写真】新緑に青空とビル群。「杜の都・仙台」と呼ぶにふさわしいと感じた、今月上旬の仙台駅近くでの景色です。
明日は、高橋咲良アナウンサーの「理想の休日」です。