アナ・ログ

夏あれこれ

佐藤 拓雄

2021/08/27

夏といえば、アイス。
・・・という人も多いかと思いますが、私はあまりアイスを食べません。
冬場はもちろんですが、夏でも、アイスを食べるとお腹が冷える感じがして、壊してしまう事も少なくないので、あまり食べないことにしているのです。アイスそのものは好きか嫌いか、と問われたら、好きなのですが。

そんな私ですが、長男が小学生の頃、毎週末のように少年野球の手伝いに行き、夏場は一日炎天下ということがよくありました。そういう日は、体が芯から熱くなってしまったような感覚になり、体を内側から冷やすためにアイス(アイスクリームではなくて、アイスキャンデーやかき氷など、氷のタイプ)を食べる、ということをやっていました。すーっと体が冷やされていく感覚があって心地よいのです。
ちなみに、こういう時は、100%お腹を壊しません(笑)
科学的根拠や知識に基づいたものではなく、なかば直感的・本能的に欲する、自分の体にとって必要な、自己流の冷却方法で、これでいいのかどうかも分かりませんが、自分にとって心地よいからというものでした。

それが、先日、新聞に、熱中症対策として、シャーベット状の飲料が、スポーツ界を中心に広がり始めている、という記事があり、これは、私のやっていることと同じではないか、と思って読み進めると・・・
発汗による体温調節がうまくいかないと、熱が体内にこもって「深部体温」というものが上昇するそうで、氷を摂ることで、その深部体温を下げ、体の芯から効率的に冷やすのだとか。記事によると、2010年ごろから海外で提唱された、とのことです。

なるほど。私の直感的なやり方も、科学的な根拠があったのだと、得心。
同時に、人間の「生存本能」のようなものって、なかなか大したものだなあとも思いました。

そういえば、この記事を読む少し前ですが、新型コロナワクチンの副反応で発熱した際も、全身の内側から来る、強い熱っぽさがあって、やたらとアイスを食べたくなり、普段ほとんど食べない私が、2日で6個ものアイスを食べてしまいました。生存本能です(笑)もちろんお腹は壊しませんでした。

【写真】は、この夏の、ある日の空です。

次は、飯田アナウンサーの「夏あれこれ」です。

8月8日はお米の日

佐藤 拓雄

2021/08/19

米には勝てませんでしたね・・・残念。
あ、すみません。これは、コメではなく米国の話でした。
オリンピック女子バスケットです。

くだらない枕はさておき。

以前に書いたことがありますが、私はお米の種類(ブランド)による味の違いが全く分かりません。
気になるのは炊き方で、硬めが好き、という、そこだけです。
お米の違いが分かる妻は、以前は「お米を○○に変えたんだけど分かる?」と聞いてくれましたが、最近は全く諦めたようで、そんな質問はされなくなりましたが(苦笑)、炊き加減は硬めにしてくれています。

お米の種類より、私が、ごくたまにごはんを炊く時に気になるのは、無洗米か否か。無洗米じゃないとちょっとテンション下がります。
無洗米って、すごい発明ですよね。形態安定シャツと同じくらいすごいと私は思います。
ごはんを炊く手間の省力化だけでなく、災害時などには、最小限の水でごはんを炊くことができます。
ホント、これ考えた人すごい。

ですが、なぜ無「洗」米というのでしょうね。
米は「洗う」ものではなく、「研ぐ」もののはず。
だから、言うなら「無研米」だろう、と思いますが、無洗米という呼び名は今やすっかり市民権を得ているので、何を言っても、無駄な抵抗です。
でもやっぱり、米を「洗う」なんて、私はなんか気持ち悪いですね。

今回はこのへんで。

【写真】は、コメと言ったら寿司、と思ったので。

明日からは新しいお題で、高橋アナウンサーからです。

アナウンサーを目指したきっかけ

佐藤 拓雄

2021/07/27

まずは【写真】から。
食べた後のマンゴーの種を妻が植えたら芽が出てきました!
しかし、実をつけるまでには6~7年かかるとか(笑)
そもそもこのままで実がつくのか?という実証実験レベルですね(笑)

さて、就職を考えた時に目指したのは、アナウンサーではなく、ドラマの制作者でした。
その前は、何度かこのアナ・ログで書いたように、音楽家を目指していました。

音楽家の道に挫折して、普通大学に進んだものの、将来の目標を失い、何を職業にすればよいのか、なかなか見つかりませんでしたが、子どもの頃から音楽同様に好きだったテレビで仕事をしたい、それも、テレビ番組の中で一番好きなドラマの制作に関わりたいと思うようになりました。

ドラマの制作をしているのは、キー局など限られた局ですので、チャンスは多くありません。
また、テレビ局の採用試験は、今もそうですが、アナウンサーが先に行われ、それより少し遅れて、制作など一般職の試験が行われます。
そこで、テレビ局の採用試験に少しでも慣れようという、非常に浅い考えでアナウンサーの採用に応募しました。
もちろん、やる気もないのに応募した、というわけではないのですが、自分に適性はないと思っていたので、あくまでも「場慣れ」のため、というスタンスでした。

ところが、私の就職活動は、アナウンサーの試験では、あと一歩で内定というところまで進めた局がある一方で、「こんなドラマを作りたい」と意気込みを語った一般職の採用試験は、全て1次で敗退という、自分としては思いもよらなかった経過をたどりました。
思い知ったのは、「やりたい仕事」と「向いている仕事」が違うということ。
そうなってみて、アナウンサーならば、テレビの様々な場面に関われるし、実は、テレビ好きの自分にとっては、うってつけの仕事ではないか、と思うようになり、またまた浅い考えで方向転換、アナウンサー試験に本腰を入れることにしました。

幸いにも仙台放送に採用されて今に至りますが、こうして振り返ってみると、全く計画性のない行き当たりばったりの綱渡りで、本当に恥ずかしい話です。

それにしても、人生は分からないものだと思いますし、自分の適性を、自分ではなく他人によって知る、ということもあるのだということ、これが私の就職活動の教訓かもしれません。


次は、寺田アナウンサーです。

おうち時間

佐藤 拓雄

2021/07/09

「おうち時間」という言葉は、なんだか「まやかし」のようで、私は好きではありませんが、コロナ以前から、私は、自宅で過ごす派です。
もともと遊びあるく習慣がありませんので、外出自粛といっても、私の生活は大して今までと変わりありません。
外食もレジャーも、行かないわけではありませんでしたが、行けなくなったからといってストレスが溜まることもありません。
以前との違いは、飲み会と出張が、一切なくなったことくらいでしょうか。

夫婦そろってそんな感じなので、子どもたちもだいたい同様ですが、成人した長男と長女はともかく、次男(小6)の本当のところは、どうなのだろうと思うことはあります。
ただ、回転寿司に行けないとか、映画を観に行けないとか、細かい不満はあるものの、今は小学校が休校になっているわけでもなく、習い事も行けているので、休日は、ゲームとテレビと漫画、そして、美味しい「うちのごはん」があれば、まずまず機嫌よし。
成長期と重なったこともありますが、むしろ家での時間が増えた去年の学校休校のあたりから、ぐんぐん背が伸びています。
もちろん、子どものことなので、注意深く見ておかないといけない、とは思っています。

去年は、大学生の2人もオンライン授業で家にいたので、一家5人が家にいる、という時間が長くなりました。
数年前と違い、大人4人+大きめの小学生、という5人なので、さすがに、家が狭いなあ、と感じることもあり、それは少々ストレスがありましたが、嘆いても家が広くなるわけではないので。

そんな最中、食料品の買い物に行ったはずの妻が、突然、麻雀牌を買ってきました(笑)
長男と妻がやたらと麻雀をやりたがり、そこに長女も乗っかる形。
私は、学生の頃からコンピュータ麻雀専門なので、役は分かっていても、点数の数え方がよく分からず、さほど積極的ではないのですが、人数合わせで付き合わされます。
小学生の次男は、麻雀は分からないので加わりませんが、その間は、ゲームを無制限にやらせてもらえるので、好意的です。
長男が次々あがり、妻がムキになり、長女と私は、多くが「ヤキトリ」というのがお決まりの展開。
家の食卓に牌を並べる、「ザ・ファミリー麻雀」ですが、こんなことをできるのも、自粛生活の思わぬ副産物で、まあ、悪くはないですね。

長男・長女がこの春から家を出たので、家族麻雀はしばらくお休み。次は正月でしょうか。

【写真】珍しく私が高得点であがりました。リーチ・三色・ドラ4で「ハネ満」だったかな?つい写真に撮りましたが、そういうことをするのが「素人」なんでしょうね(苦笑)

次は、西ノ入アナウンサーです。

雨といえば

佐藤 拓雄

2021/06/24

先日の父の日、突然、宅配便で和菓子の詰め合わせが届きました。
有名菓子店の、どらやき・最中・栗饅頭という、あんこ・和菓子好きの私にはたまらない中身。【写真】
送り主は、東京にいる大学生の長女です。気の利いたことをしてくれるじゃありませんか。

ところで、このところ、我が家は、一つのキーワードが、日々の多くを支配していました。
それは、「修学旅行」。
小6の次男の修学旅行があったためです。

学校での事前学習や説明は、早い時期から行われていたようですが、その都度色々報告してくれ、さらには、「あれを用意しないと」、「これが必要だ」と、私たちも急かしながら、次男なりに入念に準備を行っていました。
次男の頭の中は、8割、いや、9割が修学旅行で占められているのか、と思うほどでしたが、無邪気な我が子の様子に心温まりました。
一方で、それほど楽しみにしている修学旅行が、雨だったら、いや、天候ぐらいならまだしも、当日発熱でもして行かれなくなったら、などと、親としては、ついついネガティブな心配をしてしまったり。

迎えた当日、次男に合わせて私までも5時起きして、無事送り出しましたが、そのあとのドッと疲れた感じは、早起きのせいだけではなく、やはり、さりげなく親の私たちにもプレッシャーになっていたのだなあと、苦笑しました。
子どもの修学旅行でなぜ親がプレッシャー?と思った方もいらっしゃるでしょうが、親なんてそんなもの、というか、私はそんな親ですので、仕方ありません・・・

幸い、雨に降られることもなく、無事全日程を終えて、次男は元気に帰ってきました。
用意した雨具を使わずに済んだのは、何よりでした。


明日は、寺田アナウンサーです。

父の日あれこれ

佐藤 拓雄

2021/06/08

数年前、次男が、「父の日のプレゼント」と言って、ドーナツを一つ買ってきてくれたことがありました。
微笑ましい思い出ではありますが、なぜか、その年の誕生日にはそういうことはなく、その違いは本人にしか分からないままです笑

我が家は「父の日」でイベント的に何かすることはほとんどなく、「父の日」の話、といって思いついたのはこれくらいですので、ここからは、「父の日」ではなく、私の父の話を書きます。

父については、以前にもこのアナ・ログに書いたことがありますが、母が先立ってからも、自立した生活を保ち、元気に暮らしています。

母の存命中は、父が料理をする姿を見た記憶はありませんでしたが、今は何でも自分で作って、私たちにも時々届けてくれます。
好奇心旺盛で、研究熱心。こういうふうに歳をとれればいいなあと思わされることの多い存在です。

【写真】は、その父が、毎年、端午の節句に合わせて作ってくれる粽(ちまき)。餅米の食感と笹の香りがきな粉の甘さと相まって、何個でも食べられる、我が家の5月の風物詩になっています。

もともとは、父の母、つまり私の祖母が長年作ってくれていたもので、その作り方は、私の母が受け継ぎました。
母が亡くなり、作り方が分からなくなって一旦途切れかけましたが、父が復活させました。なんでも、白石まで講習を受けに行ったとか。
最近は、材料の笹の葉が高いとぼやいていましたが、こうして毎年作り、届けてくれます。
祖母から母、そして、まさかの父へと受け継がれ、私たち夫婦は、今のうちに教わっておかないといけないなあという気持ちを強めています。


明日は、西ノ入アナウンサーです。

朝ごはん

佐藤 拓雄

2021/05/31

我が家の次男(小6)は、朝から食に貪欲です。

まだ小さな頃から、起きてすぐ「きょうの朝ごはんは何ですか?」と聞いてきたような子です。
晩ごはんではなく、朝ごはんのメニューを聞くことって、あまりない気がしますが、これを食べたい、というのが、その都度はっきりしていて、とにかく、食に対して、強い意思と欲を持っているのです。
朝から食べる分量もかなりしっかり、しかもあっという間に平らげて、学校へ出かけていきます。これは、親として、見ていて非常に気持ちがよく、ほっとさせられます。

先日亡くなったエリック・カールさんの「はらぺこあおむし」さながら、生まれてこのかた、ずっとはらぺこ君。
学校では給食の「おかわり争奪戦」にも毎日参戦しているようですし、学校から帰っても、すぐに「お腹が空いた」とおにぎりやごはん(米)をペロリ、ということもしばしば。おやつにお菓子類よりもごはんを欲しがるのも、親としてはとても好ましく感じています。その分、体が大きくなるのも早いようです。

そんな次男ですので、朝ごはんが少しでも進まない様子だと、体調が悪いのかな?と心配になったりします。
実は、だいたいそういう時は、前の日の晩ごはんをドカ食いして、お腹の減りが遅い、というだけだったりしますが(笑)

上の二人の小学生時代は、朝ごはんは毎日ちゃんと食べていましたが、「きょうの朝ごはん何?」と聞いてくることはまずありませんでしたし、分量もスピードも、次男とはだいぶ違い、なかなか食べ終わらない子どもたちに「はやくしないと学校に遅れるよ」と、しょっちゅう言っていた記憶があります。

きょうだい同じように育てているつもりですが、朝ごはんひとつとっても、それぞれ違うもので、とすると、環境ではなく、持って生まれた特性なのでしょうか。

ともかく、朝ごはんを美味しそうにしっかり食べる次男を見ると、今日もわが子が健康でいることへの感謝の気持ちと、その元気をこちらももらえたような気持ちになります。

【写真】先週26日の皆既月食。写真に撮ると、肉眼で見たのと違うのですが、珍しいものを見られたので、ここに載せます。

明日は、新しいお題で、牧アナウンサーから。

集中力が切れたときには

佐藤 拓雄

2021/05/11

新緑の候

・・・という書き出しで始めたくなるような、ここ最近の通勤路【写真】。

さて、諸説あるものの、人間の集中力には限界がある、というのが当然のことのようです。
私も集中力は切れてばかり。
特にデスクワークの仕事の時はそうです。
かといって、どこかでのんびり休んでリフレッシュ、なんて非現実的ですし、そんなことができたとしても、進めなければいけない仕事が減るわけではないので、続けるしかありません。

そういう状態に対して、私はこれといった「特効薬」は持ち合わせていませんが、やっている仕事が行き詰った時に、別の仕事に取りかかる、ということはよくやります。
同じデスクワークでも、別の内容になると、また気分が変わり、進みがよくなります。
いったん置いた方が別のアイデアが出ることもありますし。

「ドラ○○○」という東大受験を目指す某漫画に、こんなことが書いてありました。
勉強に疲れて気分を変えたい時には、遊ぶのではなく、勉強をするのだ、と。
リフレッシュのためと思って遊ぶと、かえって後ろめたい気持ちや不安な気持ちになってしまう。
だから、勉強のストレスは勉強で解消せよ、というのです。
具体的には、歴史の漫画を読んだりして、目先を変える、という方法が紹介されていました。

受験勉強と仕事は違いますが、非常に納得。

あ、ちなみに、漫画のタイトルの「○○○」は「えもん」ではありませんよ(笑)

明日は、伊藤アナウンサーです。

朝型?夜型?

佐藤 拓雄

2021/04/19

幼少期は、超朝型、というか超早寝型に育てられました。
小学校低学年までは、遅くても午後7時が就寝時刻。6時ごろ就寝ということも少なくなかったと記憶しています。昭和の子どもだったということかもしれませんが、これほど早く寝る人も周りにはあまりいなかったように思います。
小学校高学年になっても、午後8時までには寝ていました。
おかげで、中学に入って、テスト勉強というものをし始めたところ、すぐに眠くなってしまい、午後9時で、もうフラフラ。時間が足りない、と焦りました。
かと言って、朝極端に早いかというとそうでもなく、だいたい午前6時が起床時刻。
こんなに睡眠をとったのに、身長はさほど伸びず、「寝る子は育つ」なんて、言葉だけのことなんですね。

そんな私でしたが、中学高校と少しずつ夜起きていることにも慣れ、大学に入って一人暮らしを始めると、すっかり夜型に。
特に卒業論文を書いていた、大学4年の秋から冬は、完全に昼夜逆転でした。静かな夜のほうが、はかどるためで、明け方まで論文書きをして、そこから布団に入り、午後3時ごろ起きてまた卒論、という繰り返し。今思うと、非常に不健康ですが、それで何とか大学は卒業できました。

その後については、しばらく話を飛ばしますが、40代後半になったころ、何時に寝ても、朝5時過ぎに目覚めるようになりました。いよいよ「老人化」が始まったのか、と思ったのですが、ここ2年くらいは、そんな時間帯に目覚めることはなくなりました。夜は日付が変わる前には就寝しますが、起きていられないようなほど眠たくなることもあまりなく、とはいえ、あまり夜更かしもできず、一方で、朝型です、と言えるほどでもなく、7時間以上は睡眠をとりたいのが常で、いわゆる「ショートスリーパー」とは対極です。だからといって、寝坊するようなこともなく・・・

結局、今の私は、朝型でも夜型でもなく、睡眠時間を確保できれば大体いい、という「中間型」といったところでしょうか。

【写真】は、我が家のコクワガタ。どうやら越冬に成功したようです。先日、おそるおそる飼育箱の中の木をどかしてみたら、そこにいて、足をモゾモゾ動かしていました。たくましさに感動です。

明日は、梅島アナウンサーです。

お部屋づくりのこだわり

佐藤 拓雄

2021/03/31

【写真】先週末、自宅近くの桜が咲いていました。ソメイヨシノと思われます。やはり今年は例年より早いのかなあと思ったら、そのすぐあと、3月28日に気象台が開花を発表しました。

さて、自分の部屋などなく、たまの在宅ワーク時のスペースをどうにか確保するのが精いっぱい、リモート会議は自宅からならバーチャル画面必須、という状態ですので、「こだわり」はおろか「お部屋づくり」という言葉すら、私の辞書にはありません。
考えれば理想は色々ありますが、現実はとてもとても・・・ということばかり。

・・・と家族のせいにするようなことを書きましたが、大学時代からおよそ9年の一人暮らしを含めて、そもそも部屋づくりにこだわりを持ったことがあったか???・・・ありません。

30数年前、一人暮らしの最初に入ったのは、一体築何年だ?という家賃2万3千円の木造アパート。トイレ・風呂共同の6畳一間、階段を誰かが通れば、ガタガタと振動が来る、そんな部屋でした。
それでも、生まれて初めて得た「自分だけの部屋」を、自分で好きに使えることに心躍りました。ある意味、無欲でした。

そのうち、もっとオシャレ、かつ風呂とトイレがある部屋に、と欲が出て、新築の物件を自分で見つけ引っ越しました。風呂・トイレはもちろんですが、フローリングのロフト付き、エアコンまで付いて、一気にランクアップ。当時の学生としては贅沢なコードレス電話機も買ったりして、自分なりに満足していたなあ。

ただ、記憶をたどっても、その頃を含め、こだわりを持って部屋づくりをした覚えはありません。おそらくそういうセンスがないし、資金力もないからでしょうね。

あ、こだわり、一つだけありました!
間接照明とオレンジ色の灯り(電球色)が苦手です。
物がよく見えなくて、どうにも落ち着かないのです。間接照明や電球色は、「落ち着き、リラックス」などがキーワードになるようですが、私は逆です。
電球は、昼光色か昼白色、これだけは譲りません。

と、こんな話を書こうと思うんだけど、と妻に話したら、「全て同感」との答えが返ってきました。だから一緒に暮らしていけているのか、と今さらながら納得。

まとまりを欠く話になってしまいましたが、今回はこのへんで。

明日は、入社2年目に入る、伊藤瞳アナウンサーです。

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