牧 広大
2022/03/25
2月下旬、震災の津波で未だ行方不明の妻を探す男性を取材ました。
場所は女川町の港、そこから3キロほど船で海に出て、男性は捜索のため海の中へ潜りました。
「海の中、潜ってしまえばそんな寒くないよ~」
そう男性は話していましたが、この時期、寒さが一番厳しい冬のど真ん中。船の上や陸地に上がった時など、冷たい風が体に吹き付け、過酷な環境です。
妻を探すため、7年前にダイビングの資格を取り、男性は毎月、そして7年以上、海に潜り続けています。
県内の行方不明者は1,215人。東日本大震災の発生から11年経った今でも未だこれだけの方々の行方が分かっていない事実を決して忘れず、日々震災と向き合いながら伝えていければと思います。
先日も最大震度6強を観測した大きな地震がありました。1週間以上が立ちましたが、今も揺れが続いています。大きな被害を受けた地域もありました。新幹線の完全復旧もおよそ一カ月先。
日ごろの備えを大切にしながら、皆様もお過ごしください。
続いては新しいお題、高橋アナからです。