堤 勇高
2022/10/21
色づく木々に秋を感じる方も多いのではないでしょうか。
モミジの赤、イチョウの黄色などなど……。
私は特にイチョウに秋を感じます。
私の通っていた小学校には「大イチョウ」と呼ばれるイチョウがありました。
7本のイチョウが集まって1本の木のようになっているもので、3階建ての校舎をはるかに超える高さと、中で人間が暮らせそうなほどの太さ、非常にインパクトのあるイチョウです。
市の天然記念物にも指定され、校歌では1番にも2番にも登場する、学校のシンボル。
秋になれば葉の色が変わり、黄金の大イチョウはインパクト倍増です。
ただ、紅葉の後には当然落葉のシーズンが巡ってきます。
7本の木が集合した大イチョウですので単純計算で落ち葉も7倍です。
周辺は「降り積もる」という表現が似合うほどに大量の落ち葉で埋め尽くされます。
掃除の時間にはその落ち葉を掃除する「大イチョウ」という持ち場があったほどです。
さらにイチョウで避けられないのがイチョウの実、銀杏の存在です。
風のある日は銀杏のボトボトと落ちる音が近くの教室まで聞こえるほど大量でした。
もちろんにおいもインパクト抜群でした(笑)
今でも銀杏のにおいが風に乗ってくると秋を感じるとともに幼少期を思い出します。
顔をしかめながらですが……(笑)
私の中で良くも悪くも秋を感じさせてくれるイチョウ。
写真は街路樹のイチョウですが、すでに色が変わり始めています。
そしてそこに隠れるかのように「ヤツ」もスタンバイしていました。
今年も大いに秋を感じさせてくれそうです。
次は梅島アナウンサーです。