金澤 聡
2016/03/09
震災から5年が経ちます。
節目は単なる時間的な表現であって、ものや心の復興はまだまだ継続していかなくてはいけないと。
ベガルタ仙台の渡辺晋監督は、こんな思いも抱きJ1の2016年シーズンに挑みます。
チームスローガンに『興す』という文字を入れました。
当然、そこには復興の意味も込められています。
前監督の手倉森誠リオオリンピック代表監督は、ベガルタ退任会見で “東北から世界の希望の光になる”とメッセージを残しました。
アジア最終予選のドーハで見事オリンピック出場権を獲得し、さらに優勝まで成し遂げました。
“希望の光になる” この言葉はとても強い、だから、一旦口に出せば、そのプレッシャーは相当なものになると思います。
でも、ベガルタの時も、U23日本代表の時も光になりました。
本当に強く、持ってる監督だと思います。
手倉森誠前監督の薫陶を受けた渡辺監督。
シーズン開幕前に『希望の光になる』と言いました。
サッカーに、チームに、そして、選手やスタッフに真摯に真面目に向き合う渡辺監督が被災地を『興す』、強い決意のシーズンに向かいます。
次は、柳沢アナウンサーです。