金澤 聡
2011/10/11
スポーツ界にとってはシーズン佳境の秋を迎えています。
『東北の復興の光になる』と誓ったベガルタ仙台。
手倉森監督は、垂れる稲穂をチームカラーのベガルタゴールドに例え、実りの秋にすると話しました。
震災後リーグが再開すると、強い光彩を放ち快進撃を見せました。
途中失速し光が薄れかけましたが、意地、執念で連勝。もの凄い粘り腰で「東北魂」を見せてくれています。
時間があれば被災地を訪れて、物資を届けるのはもちろん、サッカーを通じて子供たちを勇気付けていたあの時期を考えると、今年の成績は「気持ち」や「絆」が後押しして生まれているような気がしてなりません。
全員が走り、全員で攻撃して全員で守る。今季は堅い守備力を誇り、チームが迷ったら原点(守備)に帰る。
拠り所があるサッカー、ブレないサッカーで結果を残しています。
おそらくですが、技術や戦略以外に、精神的なところにも拠り所を置いて臨んでいるんだと思います。
『東北の希望の光になる』
監督、選手のコメントから必ずでる言葉。
信は万物の基をなす。
楽天野村名誉監督の言葉が、いま沁みています。
次は寺田アナウンサーです。