アナ・ログ

マラソンあれこれ

寺田 早輪子

2023/10/27

小学生の頃、毎年冬にあった学校のマラソン大会に参加するたび、「なんて過酷で、孤独なのだろう…」と思いながら、歯を食いしばってゴールを目指していました。そんな、私にとってのマラソンのイメージを大きく変えたのが、「東北・みやぎ復興マラソン」です。
今年、4年ぶりに「東北・みやぎ復興マラソン」が開催されます。
初開催となった2017年、次の年の2018年と、私はスタート・ゴールの会場で会場MCを務めました。印象に残ったのは、スタートするランナーの皆さんの笑顔。その様子に目を見張り、「ああ、マラソンって楽しいものなんだ!」と初めて感じた瞬間でした。ゴールの時も皆さん、実に爽やかな表情で駆け抜けていきました。「大きな壁を乗り越えた!」、そんな充実した表情を前に、私はただただ感動…。そして、復興マラソンの取材映像を見て感じたことが、ランナーを励まし、支えているのが沿道の皆さんと各エイドの方々の声援だということです。「マラソン」は人と繋がり、人に背中を押してもらえるスポーツなのですね。一人で走っていても、決して一人ではない。心がジ~ンと温かくなる、マラソンって本当に不思議で、熱いスポーツです。私は今年も会場で大会を支える役割を担う予定です。スタート・ゴール地点だけでなく、ランナーの皆さん、そして沿道の皆さんと同じ視点から、大会を盛り上げたいと思っています。
ランナーの皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、沿道で応援予定の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!

☆写真は…、制作部の皆さんにいただいたトゥンカロン。とってもかわいい!写真を撮りまくってから、美味しくいただきました!
「マラソンあれこれ」は私がアンカーでした。次のお題は、「力を付けたいときに食べる物」。トップバッターは高橋咲良さんです。

秋に楽しみなこと

寺田 早輪子

2023/09/26

私から始まる新たなお題は「秋に楽しみなこと」。
四季の中で最も好きな季節、秋。私には秋が来るのを待ちきれない理由があります。
それが「シャインマスカット」の存在。できることなら年間を通して食していたい!心から愛してやまない果物です。最近はスーパーマーケットでお手頃価格のものも見かけるようになりましたね。ボリュームのある果物ですので、ひと房を家族でシェアして食べる、というご家庭もあるかと思いますが、私は基本的にひと房を、一人で平らげます。全国各地、様々な産地で採れたシャインマスカットを取り寄せて、食べ比べるのも大好き。

そんな私が、今年試しているシャインマスカットの新しい食べ方をご紹介します。
それが画像の「強炭酸水漬けシャインマスカット」です。SNSで見かけた食べ方で、洗ったシャインマスカットを一粒一粒、容器に入れ、強炭酸水を並々と注ぎ、密閉して浸します。その後1時間程、冷蔵庫へ。
すると、シャインマスカットに炭酸水が浸み込むのでしょうか…、浸す前よりもはちきれんばかりに膨らんでいるような気が…!?
食べてみると、さわやかな甘さはそのままに、冷たくてシュワシュワとした食感が楽しめるのです!大好きなシャインマスカットの新たな魅力に、もう虜!おススメです!

「アナ・ログ」、続いては、西ノ入アナウンサーです。

好きな寿司ネタ

寺田 早輪子

2023/09/21

好きな寿司ネタは「ホタテ」です!
青森に暮らしていた頃にその美味しさと貝柱の大きさに心を奪われて以来、大好物です。
青森に引っ越して最初に入った飲食店が近所にあった回転すし店。レーンに流れてきたホタテの大きいこと!大きいこと!シャリが見えないくらいの大きさにびっくり!一口では頬張れないほど。そして、美味しい!プリッと新鮮で、甘みがあり、感動しました。
私にとってホタテは、お寿司では絶対に外せないネタとなっています。

大好きなホタテ。ホタテの刺身を1パック買って、その全てをご飯の上に敷き詰め「ホタテ丼」を手作り、ひと思いにかき込みたい!そんな至福の時間を過ごす…、贅沢ですが、いつか叶えたい、私の夢です。

☆写真は、8月に取材のため訪れた故郷・いわきの新舞子浜。子供の頃に家族とよく遊びに来ていた思い出のスポットです。

「アナ・ログ」、続いては、伊藤瞳アナウンサーです。

再会

寺田 早輪子

2023/08/23

8月、4年ぶりに開催された「みやぎ元気祭り」で、いつも仙台放送を見てくださっている皆様と久しぶりに「再会」することができました。2日間とも猛暑にも関わらず、たくさんの皆様にご来場いただきました。ありがとうございました!

私は「アナウンサー体験ブース」担当で、子供たちがカメラの前でニュース原稿を読む体験のサポートをしていました。
そこで、現在、小6の息子が幼稚園で同じクラスだった女の子と再会!
彼女は息子とは別の小学校に進学したため、実に6年ぶりの再会でした。身長が、160cm近い私と視線が真っすぐ合うほどまで伸びていて、彼女のお母さんに声をかけてもらうまで、正直、彼女だとが気付きませんでした。

ブースでアナウンサー体験もしてくれた彼女は「将来はアナウンサーになりたいです!」と、キラキラした目でお話してくれました。こうした言葉を聞けることが、本当に、本当に嬉しいです!夢が叶うよう、応援しています!

☆写真は、「みやぎ元気祭り」開幕前に、バックヤードで記念撮影!
アナ・ログ。続いては、飯田アナウンサーです。

暑い日のお供

寺田 早輪子

2023/08/03

今日から始まる新たなお題「暑い日のお供」。トップバッターの寺田です。
私の場合は「日傘」です!直射日光を浴び過ぎると偏頭痛が起きる私にとっては、もう必須アイテム。
しかし、日傘を使えない場面があります。それは「デジカメ取材中」。先日、ジリジリと日差しが照り付ける日に、一日中、デジカメを回しながら取材していたところ、腕と、手の甲、そして、特におでこ!おでこが日焼けしてしまいました!!!
日焼けなど気にしなかった子供の頃以来、久しぶりに皮が剥けました!
デジカメを回しながら日差しをカットする便利アイテム…、どこかにないでしょうか?

☆写真は、YouTube企画「寺田早輪子アナウンサー検定」動画の収録時に撮影しました!YouTube仙台放送【公式】アナウンサーch企画「仙台放送アナウンサ―検定」に掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

アナ・ログ。続いては、梅島アナウンサーです。

まつり

寺田 早輪子

2023/07/26

コロナ禍前の夏。7月下旬に仙台駅東口の宮城野通で行われる「夏まつり 仙台すずめ踊り」に、当時小2の息子が友達と大勢で参加しました。仙台藩祖・伊達政宗の時代から続く伝統の舞「雀踊り」。その踊り手を「雀」といいます。息子も小さな「雀っ子」として、酷暑の中、大きなかけ声で、体を目いっぱいに使って元気な舞を見せてくれました。
その年の、学校の春の運動会でも「すずめ踊り」を披露したのですが、沿道の大勢の観客を前に大音量の中、踊るのは格別だったようで、踊り終わった後の満足げな顔が忘れられません。
私は20代で仙台放送に入社して初めて、仙台には伝統のすずめ踊りがあることを知りました。特番やニュースで毎年のように取材していた伝統の踊りを、我が息子が舞う姿というのは感慨深いものがあります。地域の人々が大事にしているものに触れて、自分も体験してみる。こうした経験を通じて、その人にとっての「故郷」はできていくのだなと感じます。息子にとって、仙台は紛れもない「故郷」です。

☆仙台駅にある顔はめパネルです!

アナ・ログ。続いては、高橋咲良アナウンサーです。

夏と言えばこの曲!

寺田 早輪子

2023/07/12

夏になると必ず歌いたくなるのが、T.M.Reolution「HIGH PRESSURE」です。1990年代に、この曲のPVを見た日からずっと、私の中では「夏=西川貴教さん」というほど、その印象が強烈に沁みついています。西川さんが高所作業車に乗り、真っ白のノースリーブに、へそ出し。そして、なぜかびしょ濡れ。20代だった私にはとても刺激的な歌詞に、伸びやかな歌声。顎が外れるのでは…と心配になるほど明瞭な滑舌。そのすべてに心を鷲掴みにされました!アナウンサーになった今、改めてPVを見てみても、西川さんの口の開きを真似ながら歌うと、滑舌練習になるのではと思います。とても良い教材です。私も今度、「一人カラオケ」で試してみます!

☆写真は、取材で訪れた秋田県美郷町のイメージキャラクター、ミズモ。私と同じ11月生まれだそうです!

アナ・ログ。続いては、牧アナウンサーです。

気分が上がるお弁当

寺田 早輪子

2023/06/19

4年前、息子が小2の時のお弁当の話。
給食なしのお弁当の日。息子が持ち帰った弁当箱を洗おうと、ふたを開けてみると…、私は入れた覚えのないおかずが結構多めに残されていたのです。
その日のメニューは息子が大好きなチキンライスに、卵焼き、それに茹でたブロッコリー。シンプルです。「野菜嫌いの息子は多分、ブロッコリーは残すだろう…」と思いながらも、食べてほしくて入れました。息子はキャラクターの顔や動物の形をしたおかずは食べません。幼い頃から、そういった”かわいらしい”おかずやパン、お菓子は全く食べないのです。一度、理由を聞いてみたところ、「かじったら、かわいそうだから」と話していました。

…話を戻しますと、お弁当箱を持ち帰ったその日、中に残されていたのは入れるはずのないキャラクターのおかずばかり。人気キャラクターの顔がデザインされたかまぼこやポテトフライなどでした。「一体?何が…」と思い、担任からの連絡帳を開いてみると、「今日は『いただきます!』の挨拶の直後、手が滑ってお弁当箱をひっくり返してしまい、泣いてしまいました。クラスの皆で、『おかずを少しずつ分けてあげよう!』ということになり、食事はできたのですが、食べきれなかったおかずを残したようです。」と書いてあったのです。

じ~~ん。

お弁当をひっくり返し、絶望的な気持ちで涙した息子にクラスの皆が手を差し伸べてくれたというのです。キャラクターのかまぼこを分けてあげて、励まそうとしてくれたのかもしれません。クラス全員からもらったおかずは、小2の息子には多すぎて、最後にはこっそり蓋を閉めたのかも…。その時の様子を想像し、ちょっと涙しました。
息子にとっては大変なハプニングでしたが、今も弁当箱をみるとこのことを思い出して、温かい気持ちになります。

☆写真は、西ノ入アナウンサーと(^^)。

アナ・ログ。続いては、堤アナウンサーです。

学生時代のアルバイト

寺田 早輪子

2023/05/26

私から始まる新しいお題は『学生時代のアルバイト』。

私は学生時代に、とあるファストフード店でアルバイトをしていました。
インカムを付けてテキパキと注文を捌く「ドライブスルー係」に憧れて働き始めたのですが、それはかなり経験を積まなければ担当できないことが早々に判明。
最初に任されたのは「オニミジ」というポジションでした。「オニミジ」とは、オニオンのみじん切りの略。お店のバックヤード(裏口の軒下…)で、段ボール箱にぎゅうぎゅうに詰められた玉ねぎの皮を全て剥き、ひたすらみじん切りにするという、とても地道な作業。涙を流しながら、根気強く頑張りました。

その努力が実ってか、数か月後、ドライブスルー係を任されることに!
実はドライブスルー係はカメラに映るお客様の注文を取りながら、その一つ前の順番のお客様のドリンクメニューを作らねばならないのです。つまり、頭と手と声と…、別々の注文を捌かねばならないという大変難しい仕事なのです。
元来、あわてんぼうな私は、初日からパニック。マニュアルで、注文を取る際には「いらっしゃいませ、こんにちは。マイクに向かって、ご注文をどうぞ!」と言う決まりだったのですが、
「いらっしゃいませ、こんにちは。マイクに向かって、こんにちは!」と、思わず発してしまいました。顔から火が出るほど、恥ずかしかった…。
ただ、その言葉をうけたお客様が、カメラの向こうで「…こ、こんにちは。」と応えてくださったことに、ちょっと救われました(^^;)。

☆5月の母の日に、夫と息子にカーネーションをもらいました。
アナ・ログ。続いては、佐藤拓雄アナウンサーです。

旅あれこれ

寺田 早輪子

2023/05/18

ピエロにお姫様抱っこをされたこと、ありますか?
私…、あります。

あれは20代の夏。ヨーロッパを一人旅した時のことです。当時から美術館巡りが趣味で、イタリアのウフィツィ美術館で、ボッティチェリの名作「ビーナスの誕生」を目の前で鑑賞したい!と前々から願っていました。長期の休みがとれたこともあり、なけなしの貯金を叩いて、いざ!ヨーロッパへ!

フィレンツェに到着したのは昼過ぎ。閉館ギリギリでしたがに何とか今日中に美術館を訪れたいと、駅から駆け足で向かいました。
見えてきたウフィツィ美術館。すぐ手前の広場では大道芸のピエロが大勢の観衆の前で何か芸を披露し、大笑いを誘っていました。とても楽しそうでしたが、迫る閉館時間が気になり、私は目もくれず、美術館入口へまっしぐら!

と、その時!一際大きな笑い声が響くと、フッと私の体が浮いたのです!「えっ!?」と思った瞬間、頬と頬が触れんばかりの近距離に先ほどのピエロの顔が!そう、私は突然、ピエロにお姫様抱っこされていたのです!ピエロは大きな声で「このお嬢さんを川に連れて行っちゃうぜ!」と群衆に向かって叫びながら(たぶん…)、フィレンツェを横断するアルノ川の方向へと私を連れ去りました。
「放せ!美術館に行きたいんだ!」と、私は日本語で抗うも、通じず…。
そのまま夕日の眩しいアルノ川のほとりまで連れて来られました。
ピエロはそっと私を岸に下ろすと、「ごめんねー。びっくりしたよねー。お客さんが喜んでいたからさー、つい、お姫様抱っこしちゃったよー。じゃ!よい旅を!」…というようなことをイタリア語で話し(たぶん…)、どこかへ走り去っていきました。

私の身に一瞬のうちに起きたことを理解するまでに、しばらくアルノ川の夕景を眺めながら、ぼーーーーーっとしてしまいました。
「ウフィツィ美術館にはどうやって戻るのかしら?」と、回らない頭と体で何とか歩き出し、閉館までの約30分間、「ビーナスの誕生」を鑑賞することができました。

フィレンツェ一人旅。「ビーナスの誕生」の素晴らしさはもちろんですが、「ピエロにお姫様抱っこされる」という非日常的で、衝撃的な出来事の思い出が一番強く残ってます。

☆写真は…、フィレンツェで撮影した一枚。フィレンツェのシンボル「サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂」。こちらの天井画も素晴らしかったです。

アナ・ログ、続いては咲良さんです。

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