金澤 聡
2019/11/05
モンゴルの遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居「ゲル」に1泊してきました。モンゴルに行く時間の工面と予算の都合により、国内の宿泊施設に泊まることにしました。
仙台から車で2時間半のモンゴルへ家族で行きました。(写真の場所が国内モンゴル?です)
室内はベッド4台置けるスペースがあり、結構ゆったりと過ごせます。実際のゲルと同じ作りなのでトイレと窓はありません。
(※室内にトイレはありませんがは別に設けてあります)
電気を消せば夜は真っ暗。そこが、施設の敷地内なのか、モンゴルの草原なのか、暗闇の中で想像が広がります。
夜になると、モンゴルの伝統的な弦楽器「馬頭琴」の演奏が披露されました。モンゴル出身のプロの演奏家の方が奏でてくれます。
「デール」という民族衣装を着て、「ゴタル」と呼ばれる膝丈で先のそりかえったブーツを履き、「ジャンジュン・マルガイ」という帽子を被った方がステージで演奏してくれました。
「ホーミー」呼ばれるモンゴルに伝わる歌唱法を披露してくれました。腹の底から響く低い音声の中に、なんと口笛のような音を同時に発声するというもの。驚きました。
目を閉じて馬頭琴とホーミーの音色に包まれていると、チンギスハンが凱歌に合わせて踊っているのが、想像の中で広がります。
朝食には、モンゴル料理の「チャンサンマハ」をいただきました。これは羊の肉を塩茹でしたシンプルな料理ですが、これが朝ごはんにちょうどいいあっさりした美味しさ。クセが全くなく肉のうまみを堪能できる調理法だと思います。羊肉をよく噛んでいると、フビライハンが舌つづみを打つ姿を…、さすがに想像は広がりませんでした。
たった一泊ですが、モンゴルを満喫しました。一泊でモンゴルの文化を網羅するマニアには到達できませんでしたが、日本で異文化が体験できた貴重な時間でした。
次は、堤アナウンサーです。