堤 勇高
2019/12/11
学生時代から一人暮らしをしていましたが、当時住んでいた物件はユニットバスでした。
ユニットバスの弱点の一つが狭さ。
お湯を張っても体育座りのような状態で入ることになります。
自然と「お風呂を沸かす」機会も減っていました。
そんな私の救世主となっていたのが銭湯です。
私の住んでいた場所は、古き良き雰囲気がある町。
駅前から長い商店街が続いていて、常に人通りが多く活気にあふれていました。
肉屋や八百屋、自転車屋などが並ぶその商店街から脇道に一本入ると、すぐに銭湯があります。
窓には演歌歌手のコンサートやプロレスの巡業を宣伝するポスター。
入り口には周辺に住んでいるおじいさん、おばあさんたちがベンチに腰掛け、いつも世間話に花を咲かせていました。
番台で460円を払って、いざお風呂へ。
ちなみに460円という設定は東京の銭湯で共通の値段だそうです。
その銭湯にはジャグジーや露天風呂など何種類かの湯船があるのですが、
私の一番のお気に入りは露天風呂でした。
露天風呂といっても屋根と塀で囲われていて、眺めが良いというわけではありません。
(街中にあるので当然ですが。)
ただ、屋根には開閉式の天窓があり、晴れていればそこから空が見えます。
何となくその空を見ながら、ボーっと湯船につかっているのが好きでした。
ちょうど夜、月が見えるタイミングであればなお良しです。
今住んでいる家は風呂トイレ別、湯船も以前より広いので、家の風呂を満喫しているのですが、
天窓もそこから見える空もないのが少し物足りない気がします(笑)
写真は先日、夜に濃い霧がかかっていた仙台駅前です。
お風呂全然関係なくてすみません。
宮城に来てからも何度か霧の日はありましたが、駅前でこれほど濃い霧がかかっているのを見たのは初めてでした。
11月26日「いい風呂の日」にちなんだ今回のお題は今日で終了です。
次からは新しいお題、西ノ入アナウンサーからスタートです!