アナ・ログ

夏休み!

寺田 早輪子

2022/07/27

息子の学校から宿題が出されました。
「おうちで調理実習をしよう!」という宿題です。
コロナ禍で感染予防対策として、息子の通う小学校では家庭科の調理実習が中止に…。
宿題では「ゆで卵」「青菜のおひたし」「ふかしイモ」を家で作ってノートに記録します。
実は私、これまでゆで卵は茹で時間も計らずに、何となく、感覚で調理してきました…。
今回、息子と、改めて家庭科の教科書を眺めながらゆで卵の調理に挑戦。
半熟好きの私。沸騰したお湯に入れた卵を、感覚で引き揚げようとしたら…、
「まだ!早い!」と息子に怒られました…。
教科書を開いているけれど、全然見ていないいい加減さを注意され、
「半熟なら7分!」と釘を刺されました(^^)
出来上がった半熟ゆで卵は、黄身がトロトロで美味しかった!
ちゃんとレシピ通りに作ると美味しくなるんですね…、今更ですが。反省。
夏休みは、さらに「おうちで調理実習」に再挑戦したいです。
今度は、固ゆで卵に挑戦だ!

アナ・ログ。続いては、伊藤瞳アナウンサーです。

宮城の魅力再発見

寺田 早輪子

2022/07/08

先日、仙台港で初めて「フェリー」に乗り込んでのインタビュー取材をしました。
仙台港では、太平洋フェリーが苫小牧~仙台~名古屋を結ぶ航路を運航しています。
私にとって、フェリーを間近で見るのも、乗り込むのも、初めての体験でした。
取材前、入港の様子を遠くから見守っていたのですが、徐々に近づいてくるその巨大な船体は、まるで、白壁の大型ホテルが海を進んでいるよう!
その規模の大きさに圧倒されていると、間もなく、さらに興奮する光景が…!
船首部分の扉(…というより、もう巨大な壁!)が開いて中から次々に車が出てきました。
扉が上部に開き切った様子は、子供の頃に大好きだった戦隊ヒーローが最終的に乗り込で敵を倒す「超合金ロボ」そのもの!興奮して写真を撮りまくりました!

ところで、今回の取材は東日本大震災をフェリー「きたかみ」で経験した航海士へのインタビューでした。その方は、当時、乗客を降ろして、仙台港に停泊していた「きたかみ」内で休憩中に大地震に見舞われました。フェリーは大津波警報が発表されたあと、船長の指示で沖に避難。4回の襲ってきた大津波を、洋上で文字通り「乗り越え」、無事でした。
迫る津波に激突した瞬間、船首が上向きになり、操舵室の窓から見えたのは、「空」。
そして、波を乗り越えた次の瞬間には「海」が見えたというほど、船体は上下に揺さぶられたそうです。
その方が、その時に感じたのは「恐怖」ではなく、「何とかこの事態を乗り越えるんだ!」という強い気持ちだったといいます。
そう思えたのは、船長や一等航海士の冷静な指示があったからだそうです。極限の状況で冷静でいられた背景に何があったのか?…インタビューで聞きました。
すると、「平時から安全を第一に、誠実に業務にあたってきた」という自信と、「繰り返し訓練を行ってきた」ことという言葉が返ってきました。
仙台港は、「誠実に安全を追求するフェリー」が入港している。これは誇れることだと感じます!

☆写真は、太平洋フェリー取材@仙台港。苫小牧から帰ってきたばかりの「いしかり」の大きさにびっくり!名古屋に向かうまでの3時間弱の間に取材させていただきました。
ありがとうございました!!

アナ・ログ。続いては、千坂アナウンサーです。

贈り物

寺田 早輪子

2022/06/13

コロナ禍でなかなか会えないからこそ、離れて暮らす親しい人から届く贈り物って、嬉しいですよね。
夫の故郷・広島にはもう3年ほど帰省できていません。
そうした中で義父から定期的に届く野菜や果物はとても嬉しい贈り物となっています。
自分の畑で様々な野菜を作っている義父。
段ボール箱いっぱいに色とりどりの野菜を送ってくれます。

その他にふんだんに詰められているのがミカンです。
初めて夫の実家を訪ねた時は、とにかくミカンの木があちらにもこちらにもあることに驚きました。私の故郷・東北では見られない景色です。ミカンのオレンジ色や黄色はなんだか見ているだけで気分がリフレッシュするから不思議です。
なかなか帰れない広島ですが、義父からの贈り物で広島の景色を感じています。

☆写真は、今年度、仙台放送アナウンス部に仲間入りした千坂アナウンサーと。
夜ニュースを無事に終えたばかりの、ほっとした表情です♪

アナ・ログ、続いては堤アナウンサーです。

今〇〇に夢中です

寺田 早輪子

2022/05/25

今、散歩に夢中です
住んでいる場所の近くの地域を、車でも、バスでもなく、徒歩で回ると、
これまで気が付かなかった発見がいろいろとあります。
家族と散歩すると、小さな楽しみを一緒に味うことができ、
「幸せはすぐ近くに」…ということを実感できるのです。

主に、休日に息子を誘って歩きます。地下鉄の駅で5つほど先の街まで歩く日も…。
先日は、気がついたら一日で2万歩も歩いていました。

こうした散歩は、おととし、新型コロナの影響で、
全国で一斉休校が行われた頃に運動不足解消のために始めてから、ずっと続いていて、
もう習慣になっています。
目的もなく、ぶらっと歩いていると、すぐ近所にオープンしたパン屋さんを見つけたり、
美味しいフルーツサンドが有名なスーパーに、偶然、行きついたり、
遊具がとても充実している穴場の公園を発見したり、
よく知られる史跡への意外な近道を発見したりと、
散歩していると楽しいことばかりです。

意外な発見といえば、
先日、散歩中に濃い赤紫がとても鮮やかな花をいっぱい咲かせた樹木を見つけました。
見たことがなく、何という名前かスマホで調べたところ、「ハナズオウ」という植物でした。

ぽーっと見とれていたのもつかの間、
スマホの検索画面にあった花言葉が衝撃的で…。
『裏切り』でした。
「キレイなものには気をつけろ…」ということでしょうか。
人生の深い学びも得られる散歩…
これからも歩き続けます!

☆写真は…、取材で訪れた南三陸町。さんさん商店街での一枚♪

アナ・ログ、続いては下山アナウンサーです。

理想の休日

寺田 早輪子

2022/05/16

休日に息子と交わす何気ない会話をとても大切にしています。
ただ先日、「ちょっと説明が難しいな」と思った出来事がありました。

「間違って覚えてしまっている漢字があります。お家でよく復習をしましょう!」

息子が持ち帰った漢字テストの答案にかかれていた先生からのメッセージです。
答案をよく見ると、同じ漢字をことごとく間違えており、×印をたくさんもらっていました。

「提出」、「提案」、「提灯」。

これらの「提」の字が全て、『堤』になっていました…。
堤勇高アナウンサーの『堤』です。
しかも、息子は自信を持って書いたようで、かなり強めの筆圧…。

「どうしたら良いかしら…」と考えた私は、
「先生にプリントを『提出』する時は手でプリントを持って『提出』するでしょ?
先生にアイデアを『提案』する時は手を挙げて『提案』するでしょ?
だから、手偏の『提』なんだよ」と、身振り手振りを交え懸命に伝えてみました。

それに対する息子の返答は、「ふーん」。
…次のテストではうまく書けるでしょうか…?
でも、息子は堤アナの苗字はもう完璧に書けます!

☆写真は…、七ヶ浜町の君々岡公園のサクラ。展望台から臨む青い空と太平洋、そして、サクラの組み合わせが絶景でした!
続いては、佐藤拓雄アナウンサーです。

好きな言葉

寺田 早輪子

2022/04/28

先日、息子が持ち帰った学校からのお便り。
ある先生が紹介した詩が心にずっしりと重く響きました。
それは、作家・茨木のり子さんの詩『自分の感受性くらい』です。

「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」

読むたびに、自分のちっぽけさを思い知らされます。
目まぐるしい社会の変化や、溢れる情報、変わっていく環境に感情が揺さぶられ、右往左往してしまう。そんな小さな自分に嫌気がさします。

この詩はかなり以前にも読んだことがあり、その時も「もっと心を鍛えなければ…」と自戒したはずなのですが、
…人は、悲しいかな、日常の喧騒の中でいろいろなことを忘れていくもの。

この言葉に触れる時、毎回、自分の器の小ささ、未熟さに打ちのめされそうになりますが、
その一方で、厳しい言葉だけれど、「どんな環境でも、自分の芯を見失うなよ!」と𠮟咤激励されているようにも感じるのです。

この詩が書かれた頃と今とでは時代背景が異なりますが、本当に心に刺さってくる言葉です。
コロナ、戦争、災害…、混沌とした時代に、心を揺さぶられないで過ごすことは多分、無理でしょう。
でも、この詩はいつでも読み返せるように心のポケットにしまっておこうと思います。

☆写真は、番組のナレーション収録の様子♪

アナ・ログ「好きな言葉」は私がアンカーでした。
次のお題は「理想の休日」。トップバッターは下山アナウンサーです。

春です

寺田 早輪子

2022/04/08

先日、今シーズン初めて、スプリングコートに袖を通しました。
太陽がぽかぽかと暖かいです。
年明けからずっと企画をあたためていた番組制作に没頭し、季節の移り変わりにも気が付かずに過ごしていましたが少しだけ作業の目途がつき、先日、ふと周りを見渡すと、ウールのコートを着て歩いているのは私だけだということに気が付きました。
心も、洋服も、ちょっと軽くなり、「春」が来たことを実感しています。
忙しすぎると、視野が狭くなります。心のキャパも小さくなります。
「いい加減」というと聞こえが悪いかもしれませんが、「ちょうどいい加減」に、自分の体にも心にも優しく、日々を過ごすことが大事だなあと感じます。
煮詰まってきたな…と感じた時には深呼吸をして、リラックス。
でも、マスクとメガネは欠かせません。
なぜなら、私、スギ花粉症なので…。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに注意しながら、深呼吸しようっと(^^)

☆写真は、石巻駅前で自撮り♪
アナ・ログ。続いては、下山アナウンサーです。

東日本大震災11年

寺田 早輪子

2022/03/10

今日からの「アナ・ログ」新たなタイトルは『東日本大震災11年』です。
「日常」は当たり前のことではない…と思い知らされたあの日からもう11年が経ちます。あれから県内各地で様々な「震災当日の体験」と「震災後」のお話を伺いました。

3月11日。テレビでは犠牲になった方々の人数を振り返ります。私はその人数が記された原稿を伝えるたび、「それぞれに家族がいて、友人がいて…」ということに思いを巡らせます。記された人数の何倍もの人々が、大切な存在を失い、一通りではない思いを抱いて、震災後を過ごしているということを、普段の取材を通して痛感しているからです。

11年が経って、やっとお話を伺える方もいらっしゃいます。
新たに出会い、初めてうかがうお話もたくさんあるのです。

先日、石巻市内での取材帰りに鮮やかな黄色がとても印象的なキッチンカーを住宅街で発見。そばで荷物を運び出していたご高齢の男性に声をかけ、お話しをさせていただきました。男性は70代。元々、市内でラーメン店を経営していたのですが、津波火災で店を失い、手を繋いで一緒に避難しようとしていた妻が津波に巻き込まれ、いまだ行方不明であるとお話してくださいました。

「もしかしてな…、もしかしてな…」
改めてインタビュー取材をさせていただいた時、男性が繰り返し繰り返しつぶやいた言葉です。
「もしかして、あの時、手を離さなければ…」「もしかして、今もどこかで無事なのでは…」
いろいろな思いの詰まった言葉だと受け止めました。

震災11年。誰にとっても心の区切りはつきません。
新たな思いに触れるたび、伝え続けることの意義を深く噛みしめています。
つらい体験を「忘れてほしくない」という気持ちから、懸命にお話してくださった皆様の思いを、これからもつなげるために。

☆写真は…、黄色のキッチンカーの前で。ご紹介したエピソードはあさって12日(土)「ともに」で放送します。
続いては、佐藤拓雄アナウンサーです。

卒業あれこれ

寺田 早輪子

2022/02/28

卒業式で制服の第二ボタンを好きな人からもらったことがありますか?
私の通っていた中学校の男子の制服は学ランだったので、卒業式の後、好きな先輩が出てくるのを友達とワー、キャー、言いながら待っていたのが懐かしいです。
ところで、私の中学校の女子の間では、もう一つ、卒業式後の恒例の風習がありました。
それは、憧れの女子の先輩から「ネームプレート」をもらうというものです。
高校に進学してなかなか会えなくなる憧れの先輩から、その名が刻まれ、胸元に3年間ピッタリと縫い付けられていた「ネームプレート」を私だけのものにするという、何とも胸が高鳴る風習でした。
何なら、男子の先輩から、体育館の裏や校門を出た後に、こっそり第二ボタンをゲットするよりことも、女子の先輩からネームプレートをゲットする方が、
みんな遠慮なく、堂々と、先輩の元に「熱く」攻め込んでいた気がします。
中1の時は、2つ年上のテニス部の副部長だった憧れの先輩のネームプレートを頂きました。彼女は細身で、白々。切れ長の目がとてもクール。ロングのおさげ髪がチャームポイント。普段は物静かで、とても素敵でした。
当時、彼女のネームプレートを狙っていた同級生や2年生は他にもたくさんいました。
私は「誰にも先輩(のネームプレート)は渡すまい!」と、卒業式後、昇降口の先輩の下駄箱付近で「出待ち」までしました。
…ちょっと怖いですね…。
先輩がその場でネームプレートを外して「はい!」と手渡された時は、男子に告白するより、ドキドキして赤面し、もうなかなか会えないという思いがこみ上げ、「お元気でぇぇ~!!!」と涙が止まらなかった…そんな記憶があります。

今は私服の高校も多く、「ネームプレート」もあまり使われてないのでしょうか?
また、制服があっても学ランではない学校も増えていて、「第二ボタン」の風習も今はもうないのでしょうか?
ちょっと寂しい気もいたします。

☆写真は…、「ともに」スタジオにて。
続いては、堤アナウンサーです。

2月5日は「プロ野球の日」

寺田 早輪子

2022/02/21

幼い頃の「私とプロ野球」の思い出話はこのブログでも何度かご紹介しています。
子供の頃、私の家では夜7時になると、テレビはいつもジャイアンツのナイター中継が映っていました。
父が巨人ファンだったのです。
その影響か、私も「4番 サード 原辰徳 背番号8」の大ファンでした。
あの頃の巨人の選手の顔ぶれは今も非常に印象に深く、例えば、キャッチャーと言えば「山倉選手」、セカンドは「篠塚選手」、ファーストは「中畑選手」、ショートは「岡崎郁選手」…と、想像するだけで、「今日もきっと勝ってくれる!」と感じさせる、実に心強いラインナップです。

そんなスター選手そろいのプロ野球界に当時、「期待の新星」として登場したのが、2022シーズンに「監督」としての活躍が期待される方々です。

先日の新聞で、キャンプイン直前のスポーツ欄の記事に目が留まりました。
12球団の監督の似顔絵付きで、それぞれがキャンプの目標についてコメントした記事です。その顔触れは、ほとんどが私が子供の頃にいわゆる「若手」として活躍していた元選手たちです。その皆さんが今や「監督」であることに改めて時の流れの早さを感じます。
例えば、中日の立浪監督は高校時代、甲子園を沸かせた「甲子園の星」。キラリと光る笑顔は「アイドル」のようでした。
楽天の石井監督やヤクルトの高津監督は、選手時代、オフショットの表情やコメントがかなりひょうきんで、その反面、試合で見せる真剣な表情と勝負強さが圧巻!
そのギャップが大好きでした。
そして、「きっと何かやってくれる!」と常に期待させてくれる日本ハムの新庄監督は「監督」としてどんな表情を見せてくれるのか…!?
2022シーズン、かつての「若手」の采配に大注目です!

☆写真は…、趣味が高じて大集合!リカちゃんです♪

今回のお題は私がアンカーでした。続いてのお題は「卒業あれこれ」。
トップバッターは、金澤アナウンサーです。

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