アナ・ログ

8月8日はお米の日

寺田 早輪子

2021/08/16

米どころ・宮城。お米にまつわる取材も多くあります。
「私が取材し、出稿したお米のニュースはどのくらいあるのだろう?」と思い、
会社の原稿情報システムで、「米 寺田」というキーワードで検索してみたところ、
約200件の過去原稿が出てきました。

最初の出稿は、2004年11月。旧矢本町で開かれた「米粉パン教室」でした。
「仙台放送スーパーニュース」の天気コーナーを担当したばかりの頃です。
今では学校給食でも定期的に出る米粉パンですが、当時はまだ導入されたばかり。
「米粉パンに親しもう」という目的で町民向けに開かれた料理教室にお邪魔し、一緒に米粉カレーパン作りを体験する…という取材内容でした。
仕上げに油で揚げた時、お正月にお餅を焼いた時のような香ばしい香りがしたことを今でもよく覚えています。
パンなのにモチモチとした食感は当時としては珍しく、この驚きと感動とおいしさを、どう言葉にして伝えようかと一生懸命考えたのだ…と思わせる跡が原稿に残っていました。
それは、この時の私のリポート。
片手に持った米粉パンを頬張りながら、
「このモッチモチのおいしいパンの原料…、実はご飯なんです!!」と、最後にもう片方の手に持ったご飯茶碗に大盛のご飯をカメラの前にドーンと出す!という内容。

若さと勢いで押し切っていたあの頃…、
ご飯とパンを両手に持って、頑張っていました。20代の私(^^;)

☆写真は…、
自宅ベランダで育てているプチトマト。7月に入り、次々と実をつけています!

アナ・ログ。続いては堤さんです。

アナウンサーを目指したきっかけ

寺田 早輪子

2021/07/28

「あなた、文章を読むのが上手いわね~!アナウンサーみたい!」
小学5年生の国語の授業。みんなの前で教科書を朗読した私に、先生がおっしゃったこの何気ない一言が、私に「アナウンサー」という職業を意識するきっかけをくれました。
この一言は、当時、勉強でもスポーツでも、特に周りより秀でた才能がなく、ぼんやりしていた私が「先生に褒められる」という衝撃的な出来事で、今でも忘れられない言葉です。

その日からテレビで「アナウンサー」に注目し始めた私。
特に、土曜の夜に大好きで見ていた『俺たちひょうきん族』の「ひょうきんベストテン」に出ていたアナウンサーに憧れ、「私も将来、ひょうきんアナになりたいなー」と夢を抱き始めました。
それがアナウンサーになりたいと思ったきっかけです。

ある日、突然にかけられた言葉が、一人の人生を大きく動かす。
「言葉のパワー」を心から感じます。

実際にアナウンサーになった今、私の言葉が、誰かの人生にとってプラスに作用することを願いながら、毎日言葉を紡いでいます。

☆写真は…、笹かまぼこの接写中♪

アナ・ログ。続いては下山さんです。

おうち時間

寺田 早輪子

2021/07/14

おうち時間。最近の我が家のブームは「ゲーム」です。
テレビゲームではありません。
トランプやUNOのほか、嵐の相場さんが出演しているテレビ番組「VS魂」で人気のゲームの道具を息子が手作りし、再現して遊んでいます。
私は大体、負けます。ゲームのセンスはないようです…。
そんな中、先日、立体四目という、とても頭を使うゲームで、
奇跡的に!初めて!珍しく!息子に一勝しました!!
オセロのようにシロとクロ、交互にコマを積み重ね、縦か横か斜めに,先に4つ同じ色のコマを並べられたら、勝ちというルール。

写真は、その瞬間をとらえたものです!
いやあ…!、買った時は自分でもびっくりしました!!
でも、その後はまた連敗が続いています。

「アナ・ログ」 続いては堤アナウンサーです。

雨といえば

寺田 早輪子

2021/06/25

雨男、雨女という言葉ありますが、私はどちらかといえば、どちらでもない。
強いて言えば「曇り女」。
生中継や外ロケの時に、雨予報が出ていても、何とかギリギリでもつことが多いのです。
カメラマンさんやアシスタントさんとも、「あー、良かったねー」「普段の行いが良いから~」なんて会話も何度もしています。アナウンサーになって20年以上、そのような調子ですので、「曇り女」確定です。

しかし、たった一度だけ、これでもかというほど雨が降った生中継現場がありました。
仙台放送に入社して間もない頃、「スーパーニュース」内で、石巻市の離島・網地島の網地白浜海水浴場から、夏休みのお出かけスポットを紹介するという生中継を担当しました。島に着いた時も、翌日、帰る時もピーカンだったのに、リハーサルも何とか降らずにもったのに、本番だけどしゃ降り!海水浴場でのリポートだったので、半袖短パンに、インナーは水着を着ていたので、傘も差さずにずぶ濡れになりました!
ゲストで出演してくださった島の漁師さんには大きめのパラソルを出してもらったりと、本当にお世話になりました。オンエア終了後にいただいた漁師鍋のおいしさと温かさが身に沁みました!

ですから、正確にいえば「くもり時々どしゃ降り女」ということになるのでしょうか…。

☆写真は…、ラプラス、発見 !! 栗駒山での取材帰りに。栗駒の山の駅にて。

「アナ・ログ」 続いては下山アナウンサーです。

父の日あれこれ

寺田 早輪子

2021/06/02

母の日に贈る花といえば、カーネーションが定番。
では、父の日には贈る花といえば…、いまでこそ「ミニひまわり」などを父の日におすすめの花として店頭でよく見かけますが、子供の頃にはよく父の日がくるごとに悩んでいました。どんな花をプレゼントしたら良いのだろうと。
父は絵を描くことを趣味としていましたので、父の日には花ではなく、私も父の真似をして自分で描いた絵を贈った記憶があります。

父は20年以上前に病気で亡くなりました。亡くなる一年前にプレゼントしたものはよく覚えています。筆を握ることもままならなくなる前に、絵を描くことを楽しんでほしいと、水彩絵の具と筆セット、スケッチブックを贈りました。父は笑顔でとても喜んでくれましたが、結局、絵の具はほとんど減ることなく、父は旅立っていきました。

私が生まれる前に父がキャンバスに描いた絵が実家にあります。渓流の美しい景色を描いた風景画で、川のせせらぎと森の音が今にも聞こえてきそうな一枚です。深呼吸したくなるような景色に包まれながら、父が遺した絵の具で、いつか私もこのような絵を描けたらいいなと思います。

☆写真は…、息子が学校で頂いてきた「早口言葉」のプリント。かなり難解です。お気に入りは「バナナの謎はまだ謎なのだぞ」。

「アナ・ログ」 続いては金澤アナウンサーです。

朝ごはん

寺田 早輪子

2021/05/28

私自身は朝ごはんにあまりこだわりはないのですが、息子は「朝はこれを食べる!」と、いつの頃からかルーティーンが決まっているようです。

彼が必ず朝に食べるもの、それは「納豆」。

「朝食の定番」ともいえる一品ですが、これを食べないと一日が始まらん!と言わんばかりにモリモリ食べます。
実は、私は子供の頃は納豆が大の苦手。学校給食にも納豆はよく登場したのですが、いつも友達に食べてもらっていました。大人になってからは食べられるようになりましたが。息子は離乳食でもよく納豆を食べていました。
親子とはいえ、食の好みはそれぞれだなー、不思議だなーと、いつも思っています。

最近は新型コロナの感染を防ぐため、お出かけがなかなか難しい状況です。
そこで、「毎日食べる納豆でお出かけ気分を味わおう!」と、全国のおいしい納豆を通販で取り寄せています。
地方によって、ちょっとずつ異なる味わいを楽しんでいます。

「全国納豆めぐり旅@自宅の食卓」。
息子のおかげで楽しみが増えました。


☆写真は…、今年の母の日の一枚♪
「アナ・ログ」 続いては佐藤拓雄アナウンサーです。

集中力が切れたときには

寺田 早輪子

2021/04/30

集中力が切れたときに、私は、歌っています。
歌うのです、会社で。

進めなければならない仕事があるのに集中力が途切れてしまう時には、私の場合、他にとても気がかりなことがあったり、モヤモヤしていたりということが多いのです。そんな時には、大抵、喉が詰まるような不快感も覚えます。それでも、平日夕方には毎日、生放送を控えているため、どこかでうまくリセットして、夕方に向けて集中しなければなりません。

そんな時に、ニューススタジオ近くのアナブース(録音のための個室。もちろん、防音)で、発声練習を兼ねて、歌うのです。喉のつかえを振り払うように、基本に立ち返って、「あえいうえおあお…」と一通り発音し、滑舌練習文を読み込み、自分の現状のコンディションを確認。それでも、声の伸びが感じられない時、最終手段として、歌うのです。

歌うといっても、私、自作の「あえいうえおあお」ソング。恥ずかしくてちょっと人には聞かせられない感じの歌です。高音はどこまで出るのか、反対に低音はどこまで…と確認しながら、のびやかな声と集中力を取り戻すのです。そして、何ごともなかったかのように、すました顔でアナブースを出て、再びデスクワークに戻るのです。

「普段よりちょっと大きめの声を出して、気分をリセットする」…というのは、皆様にもおススメです。私のオリジナル「あえいうえおあお」ソングは、本当に恥ずかしいのでご紹介できませんが…。

でも、一度、アナブースのマイクのカフ(オン、オフのつまみ)が、「オン」になっているのに気づかずに歌ってしまっていたことがありました!途中で気づき、赤面しながらアナブースを出たら、報道フロアにいた皆さんが、「何か、念仏みたいな音が聞こえたよね?」と、ざわついていました…。
恥っ!

☆写真は…、
取材で訪れた加美町にて。鳴瀬川沿いのサクラ。横に悠々と広がる立派な枝ぶりでした!

「アナ・ログ」 続いては、西ノ入アナウンサーです。

朝型?夜型?

寺田 早輪子

2021/04/09

今の私は、完全なる「夜型」!!
アナウンサーは、担当番組によって体質が変わるような気がします。
新人の頃、朝の情報番組で生中継リポーターをしていた時は、午前2時、3時起きでもさわやかに仕事ができていたので、「朝型」体質になっていたのだと思います。

夕方のニュース番組を担当して長いので、今は、気力・体力のピークが夕方に向けてMAXになるように、無意識に体も調整しているのかもしれません。加えて、仕事が終わってもしばらくはアドレナリンが出ているのでしょうか、なかなか「眠い…」という気持ちにならないため、午前0時を過ぎても眠れない日も、しばしば。だから、早起きは苦手です…。

国政選挙の特番などでは、当確が判明するのは午前0時を大幅に回る頃。そのあと、帰宅しても、まあ寝られない…、寝られない…。

目の下のクマをコンシーラーで消して、今日も頑張ります !!

☆写真は…、母が通所リハでいただいてきた早口言葉のプリント。超難題だらけ !!

「アナ・ログ」 続いては、牧アナウンサーです。

お部屋づくりのこだわり

寺田 早輪子

2021/03/30

冬はお部屋は暖かいのが一番。
青森で暮らしていたことがあるのですが、私が住んでいた賃貸アパートには蓄熱式暖房機が設置してありました。留守の間もお部屋の暖かさを保っていてくれる優れもので、雪が降り積もる冬でも部屋の中では、半袖Tシャツ一枚に、短パン、裸足という常夏ルックで過ごしていました。
そして、雪が積もったベランダでキンキンに冷やしてある缶ビールをとり、鮭とばを肴に、キュ――――っと、一口!
あーーー!これがたまらない!!

…あれ?「お部屋作りのこだわり」の話が、いつの間にか「冬のビールの冷やし方のこだわり」の話に…。

とにかく、冷え性なのでお部屋は暖かいのが一番です!

☆写真は…、仙台駅東口。東北楽天応援のフラッグが、そこかしこに!
田中将大投手が、帰ってきてくれました !!!

「アナ・ログ」 続いては、佐藤拓雄アナウンサーです。

東日本大震災10年

寺田 早輪子

2021/03/11

「震災発生から〇年」とお伝えすると、取材先で、「何か『区切り』を付けないといけないように聞こえて、つらいのよ」というお話をいただき、深く考えさせられます。
「震災発生から10年」という言葉は、より、そう感じさせる響きに、私にも聞こえます。

10年で、かさ上げ工事などで被災地の景色は大きく変わりました。また当時、取材でお話をうかがった小学生は、高校生や大学生に。コロナ禍の就活に歯を食いしばりながら頑張っている子もいます。

このように、大きく変わったことがある一方で、変わらない「思い」があることを、取材を通して実感する日々です。

心の復興には一人一人、違いがあります。個々の思いにどれだけ向き合えるか、宮城で取材を続けてきた一人として、「あの日のことを、話したい」と思った時に、そばにいるアナウンサーでありたいと感じています。

「アナ・ログ」 続いては、金澤アナウンサーです。

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