アナ・ログ ~アナウンサーリレーエッセイ~

七夕

寺田 早輪子
2019/07/17
私の母は、孫の通う小学校で絵本の読み聞かせボランティアをしています。
もう2年になります。

私と違って…?、
人前に出るのは苦手という雰囲気の母ですが、
先日、こっそり見学に行ったら、
大勢の子供たちの前で堂々と読み聞かせしており、
その姿はいつになく輝いて、活き活きとしていました。

そんな母が読み聞かせていたのは「たなばたさま」という絵本。
織姫と彦星の叶わぬ恋、そして、天の川の成り立ちを、雰囲気たっぷりに読んでいました。

読み終わって少し時間があまり、
「何か質問ある人?」と言ったところ、
ある男の子が、
「宇宙に人が浮かんで、川ができるなんて、ちょっと考えられないんですけれど」と、
母にずばっと質問。

ああ!どうする?母!
…と、廊下から見守っていたところ、
詳細はちょっと聞き取れなかったのですが、
何やらアドリブで返していて、
最終的に、母は、
「…そんな風に想像できたら、素敵じゃない!?」と笑顔でかわし、
子供たちも納得の表情!

母さん、すごい!

※写真は…、楽天生命パークのバックヤードツアーに参加してきました♪

アナ・ログ。このお題は私がアンカーでした。
続いては「夏休みに行きたい場所」。牧アナウンサーからです。

温泉

寺田 早輪子
2019/06/24
いわき湯本温泉。
私が生まれた時からすぐそばにあった温泉です。
硫黄の香りが印象的で、上がっても湯冷め知らず。
この世の「温泉」と呼ばれるものは、すべて、
いわき湯本温泉同様の硫黄泉だと思っていました…(^^)

アナウンサーになってから、様々な温泉を巡らせていただきました。
様々な泉質があることに驚いたのはもちろん、
各地の温泉を守る方々の情熱に、毎回、感動しています。

忘れられないのは、
岩手・宮城内陸地震で被災し、源泉が枯渇しながらも、
また新たな源泉を探り当て、再開を目指し奔走してきた方々の言葉です。

「自然は時に牙をむく。でも、自然の恵み(温泉)で俺たちは生かされている。
だから感謝しているんだ。」

自然とともに生きるとは…、
あたたかな温泉に浸かれることの幸せを、改めてかみしめています。

※写真は…、「レインボージャングルエレファント」(紙粘土)(息子作)

アナ・ログ。続いては、飯田アナウンサーです。

大切な場所

寺田 早輪子
2019/06/13
2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震。
発生から今年で11年となります。

平穏な日常を一瞬にして奪う災害のむごさ。山全体を揺さぶり、コンクリートの道路さえも引きちぎる大地震の恐ろしさ。目の前で見た災害現場に足がすくみました。

思えば、内陸地震は、私にとって、アナウンサーになって初めての本格的な災害現場取材でした。
避難所で、仮設住宅で、本当に大変な時にお話を聞かせてくださった皆さん。その言葉一つ一つは、11年が経つ今も、胸に残っています。

「災害がなかったら、人のつながりがこんなに大切だなんて気が付かなかった。」

「自然は時に牙をむくけれど、栗駒山の恵みで生かされてきたから、絶対に山に戻って、山で生きていきたい。」

「自分たちが切り拓いた土地なんだから、またきっと自分たちで復興できると信じている」

栗駒山に生きてきた人々の言葉は、一言一言が力強く、
「番組で多くの人に発信したい」、その一心で、山を奔走していました。

栗駒山に行くと、故郷に帰省するような気持になります
その思いは、今も変わりません。今年もまた、栗駒山に取材に行きます。
地震から11年。緑の木々も戻った栗駒山の生命力を、体全部で感じてきます。

※写真は、今年も残雪が美しい栗駒山です。

アナ・ログ。続いては、西ノ入アナウンサーです。

最近ヒットしたもの

寺田 早輪子
2019/05/31
私、実は、リカちゃん人形が好き。
今まで、心を許した友人や家族にしか話していませんでしたが…、
リカちゃんが好きです。

子供の頃はどちらかというと「ジェニー派」だった私。大人になってから「リカちゃん派」となったきっかけは、インスタグラムです。リカちゃんの公式インスタには、世界中を、様々なファッションで巡るリカちゃんの写真が、ほぼ毎日アップされています。

つらいことや、とても忙しかった日の夜などに、こっそり眺めるのです。そして、リカちゃんの大きな瞳と、うっすらとした上品な微笑みと、世界の美しい背景に癒されるのです。(^^)

最近、心にヒットしたのは、銀座のとあるお店の前でポージングするゆるふわヘアのリカちゃん。
早速、真似をして、家にいるリカちゃんの長い髪の毛を三つ編みにして、3日くらい置いて、ゴージャスなウェーブヘアに変身させているところです。
仕上がりが楽しみです♪

※写真は…
息子の宿題。漢字の書き取り。2年生になって、筆圧が強くなってきました!

アナ・ログ。続いては、金澤アナウンサーです。

新元号

寺田 早輪子
2019/05/08
令和元年。今日から始まる新しいお題は…、
『新元号』。

トップバッターの寺田です♪

「昭和」から「平成」に元号が変わった時、私は小学6年生。もうすぐ冬休みも終わるという頃でした。

連日、テレビでは「天皇崩御」のニュースが流れ、こども心に「歴史的転換に今、生きているのだ」と感じたことを覚えています。

大人になったら、こうなりたい、ああなりたいと夢を見た「昭和」。
平成元年に中学生になり、高校、大学と、挫折も味わいました。

それでも、平成11年。
夢に見た「アナウンサー」に。

厳しい現実に打ちのめされそうになったことも何度もありましたが、それでも、背中を押してくれたのは、これまで出会うことができたたくさんの方々からの言葉でした。

「平成」では息子も授かりました。
新しい時代「令和」を歩く彼らに、前を向く力になる言葉や安心感をプレゼントしていきたいと感じます。

「令和」を築くのが今の子供たちなのだとしたら、「令和」の土台は、私たちが作っていくのだと思います。
「平成」での経験を、「令和」で活かす。
これが私の「平成」を生きた証かと、時代の節目に、ふとそんなことを思ってみました。

※写真は…、
気仙沼市立月立小学校の旧校舎。「令和」にもつないでいきたいほっとする風景♪

アナ・ログ。続いては、令和元年の新人アナウンサー!堤勇高さんです。

キュリオス

寺田 早輪子
2019/04/26
あの青と黄色のテントが、再び仙台に現る !!
ああ!またシルク・ドゥ・ソレイユが仙台にやってきた!と、心躍る毎日です。

その存在を知ってからずっと、遠く異国の出来事だったシルク。2007年に仙台公演があった「ドラリオン」の取材を担当することになった時にはもう夢見心地♪(^▽^)

バックヤード取材では、出演者のみなさんの食堂やトレーニングルームなどに入ることもでき、感激しました。「アナウンサーになって良かった!」、そう感じた仕事の一つが、こうしたシルク・ドゥ・ソレイユ関連取材です。

今回の「キュリオス」でも、唯一の日本人アーティスト、『クララ』役の池田一葉さんにインタビューすることができました。幸せです♪世界最高峰のステージに立つ出演者たちの誇りに満ちた表情、筋肉の躍動…、
あのテントの中の「異次元」「別世界」を、また間近でじっくり感じたいと思います !!

※写真は…、今年も息子と花見にいった榴岡公園。あまり混んでおらず、ホっ(^^)

アナ・ログ。続いては、下山アナウンサーです。

わたしのおすすめお花見スポット

寺田 早輪子
2019/04/11
仙台のお花見スポットといえば、宮城野区の榴岡公園が有名ですが、良く晴れた満開の休日はとても混雑していて、子連れには、ちとつらい…。

そこで、見つけました!
誰も知らない秘密のお花見スポットを~♪

仙台駅東口からまっすぐ東へ、楽天生命パークに向かって歩いていく途中にあるラーメン屋さんの曲がり角を曲がってすぐの公園。

そこにはソメイヨシノがあり、シートを敷く広いスペースもあって、子供が遊べるすべり台まであるのですが、お花見している方はあまり見かけません。
近くにある寺院の五重塔も景色を演出しており、あたかも「京都でお花見」している気分に♪

今年も、あの公園で息子とお団子を食べます(^^)

※写真は…、
『仙台放送Live News it!』4月に始まりました!
よろしくお願いいたします!

アナ・ログ。続いては、下山アナウンサーです。

新年度!

寺田 早輪子
2019/04/04
息子は新年度、小学2年生になります。

1年前の今頃は、母親の私の方がドキドキして入学式を迎えたことが、
昨日のことのようにも、逆に、遠い出来事のようにも思い出されます。

けさ、後輩の赤ちゃんに会ってから出勤しました。
1歳になりたてで、離乳食を食べさせながらおしゃべりしてきたのですが、
「うちの子も、こんな時があったのだな~」と、しみじみ思いました。

私が育児休暇があけたばかりの頃は、毎日、一日一日をとにかく無事に、平穏に過ごすので目一杯で、
先輩ママに、「大変な時は、あっという間だから~」などといわれても、
あまりピンと来ていなかった私。

でも、けさ、後輩に同じことを言っていました。
「子供が小さくて、大変、大変っ!と言ってる時期はあっという間だから♪」と。

…本当にあっという間です。あっという間だったんです(^^)

今の、この一瞬一瞬を大切にしたい。
甘えてもらえるうちに、いっぱい甘えてもらおう。
いっぱい抱きしめようと、改めて思った平成最後の年度末でした。

※写真は…、
息子が祖母に書いた手紙。
覚えたての漢字を書き連ねています(^^;)

アナ・ログ。続いては、金澤アナウンサーです。

好きな音楽

寺田 早輪子
2019/03/20
『仙台放送プライムニュース』では、「平成」という時代を仙台放送のニュース映像で、一年ずつ振り返るシリーズ「平成ライブラリー」という特集を、絶賛放送中です!

その特集では、毎回、当時のヒット曲をBGMにしています。

原稿を書いて、字幕スーパーを発注して、最後に選ぶのが、BGM。

それぞれの年のヒット曲ランキングを確認しながら、決めるのですが…、

その作業が、また!何とも!面白い!
曲を選びながら、その頃の思い出がよみがえる!よみがえる!

特に感慨深かったのが、平成元年(1989年)。

当時、中1だった私は「Wink」の大ファンでした。

毎日のように歌い、踊り、ポスターを眺めた、
憧れの、青春の「Wink」の曲を、
まさか大人になってから、仕事で扱う日が来るとは…(;▽;)♪

中1の私と手を取り合って喜びたい♪

ちなみにBGMで使用したのは「愛が止まらない」でした♪

ちなみにちなみに、Winkの曲は、今でも私のカラオケ十八番。

写真は、3月始めに息子といったイチゴ狩り♪これから色づく実もあり、楽しみ!

アナ・ログ。続いては、牧アナウンサーです。

東日本大震災8年

寺田 早輪子
2019/03/11
「8年が経つ今だからこそ、伝えられる。伝えたい。」

この言葉は、気仙沼市波路上地区の震災遺構・気仙沼向洋高校の旧校舎を取材した時に、語り部の方がお話された言葉です。

3月10日に一般公開が始まったばかりの気仙沼向洋高校・旧校舎には、津波で流されてきた車や冷凍倉庫の一部、泥がついたままの教科書などが、かつて教室だったところに残されたままとなっています。

そこに入ると、「8年」という月日が経ったことがうそのように、つい昨日のことのように「あの日」がよみがえります。
旧校舎の周りはまだ更地も多く、がれきがなくなった一帯では、「ここが津波が襲った土地だ」という事実に驚かれる来訪者もいるそうです。

津波の痕跡が消えゆく土地にたたずむ旧校舎は、静かに、津波の恐ろしさを物語ります。遺構を見学する際に、言葉を添えてくれる語り部のみなさん。直後は恐怖がまさって語り伝えることはとてもできなかったといいます。

今だからこそ「伝えたい」思いが、あふれています。
歴史ある波路上地区に、恐ろしい津波が襲ってきたこと。
あの日、学校で何が起き、どのようにして津波から逃れたのか。
どんな言葉を交わし、夜を明かしたのか。
そして、あの日から今まで、人々はどう歩いてきたのか。
忘れてほしくないあの日のこと。あの日からのこと。

語り部の皆さんのそうした思いを聞き、あの日の気仙沼を想像し、それを、次に災害が襲ってきた時の行動にいかすこと。
今、何を備えるべきか、考えること。
みんなで一緒に考えましょうと、呼びかけ続けること。

震災から8年。それが、今を生きる私ができることかもしれません。

写真は、気仙沼の海です。

アナ・ログ。続いてのお題は「好きな音楽」。下山アナウンサーからです。