佐藤 拓雄
2023/06/26
お弁当といって思い出したのが、自分の幼稚園児時代。
生まれて初めてお弁当を持っていく生活だったわけですが、自分のお弁当よりも、周りの友だちのお弁当に目が行きがちでした。
覚えているのは、ある子がカレーを持ってきたこと。それも、半分に切ったゆで卵の黄身を取り除き、白身の部分をカップ代わりにして、そこにカレーが入っていたのです。非常にうらやましくて、自分の母親にも作ってくれと言ったはずですが、実際に作ってもらったかどうかは覚えていません。
寿司屋の子が、お寿司を持ってきて、これまたうらやましかった、という記憶もあるのですが、今考えると、本当にそうだったか、「寿司」といっても、どういうものだったか、ちょっとうろ覚えで記憶に自信がなくなってきました(笑)
そうやって人の弁当ばかりうらやましがって、かつ、食べずにおしゃべりばかりして、しかも食が細かったので、いつも食べ終わるのは最後のほう。皆が昼食を済ませて園庭に遊びに行ってもまだ食べ終わらないということもある、そんな幼児園児でした。
それが、高校生になると、自分はどうなっているのかと思うくらい常に空腹で、朝食を食べているのに、1時間目が終わるともう早弁。それでは足りないので、早弁用の弁当まで作ってもらい、帰りも家まで空腹が持たず買い食い、となるのですから、不思議です。
なかなか「気分の上がるお弁当」というテーマ通りの話になりませんが、今、毎日会社に持っていく弁当で気分が上がるのは、サンマの甘露煮とサンドイッチですね。「サンマのサンドイッチ」じゃないですよ。別の話です。
サンマの甘露煮は、妻が圧力鍋で作ってくれるもので、いわゆる「無限に」食べられます。それを弁当でも食べられるなんて!という上がり方ですね。ただ、このところ、サンマの不漁と高騰で、食べる機会がほとんどなくなっているのが残念です。
サンドイッチも、うれしいですね。私の母が「手間がかかる」と言ってあまり作ってくれなかったため、これまた、弁当で食べられるなんて!という感覚があるのかもしれません。ありがたいことに、妻はサンドイッチを作るのは面倒ではないらしく、手際よくサッと作ってくれます。
まとまりのない話になってしまいましたが、今回はこのへんで。
【写真】は先日名古屋で食べた「ひつまぶし」です。あまりに美味しかったためか、あるいは、もっと食べたかったのか、その夜、夢でも「ひつまぶし」を食べていました(笑)
うなぎは確実に気分が上がりますが、これまた高値でそうそう食べられるものではなくなってしまっています。
明日は、伊藤アナウンサーです。