芸術の秋 金澤 聡 2009/11/25 先月、宮城スタジアムで行われたサッカーキリンチャレンジカップの日本対トーゴ戦。日本が5-0で勝利しました。岡崎のハットトリックは気持ちよかった~!! 失礼しました、サッカーの話題ではなく、芸術の話でした。その日本-トーゴ戦の試合前に、サッカーを愛する芸術家・日比野克彦さんプロジェクトリーダーの「マッチフラッグプロジェクト」が行われました。マッチフラッグとは一枚の布のうえに、試合で対戦する両国のナショナルカラーを用いて作る旗のことで、ピッチ上でボールを通じて交流する選手たちのように、布の上で両国のナショナルカラーが交流するという趣旨のもと開かれるプロジェクトです。何度か国内の日本戦のときに行っているものです。今回私も初参加してきましたが、趣旨に賛同した人が初めて会った人たちと楽しそうにフラッグを作る姿を見て、スポーツや芸術には友好の輪ができる力があると改めて感じました。そして、芸術家・日比野さんという人も、周りに人が集ってくるパワーを持った方だなあと思いました。みなさんの周りにもいませんか?太陽のような、人が集ってくる中心的な人。そういう人ってうらやましいですよね。何か不思議なオーラがあるというか、なんと言うか…。とにかく、久々に芸術を体験した貴重な一日となりました。写真はそのときのフラッグと日比野さんです。次回のテーマは「お勧め温泉スポット」です。早坂アナウンサーから始まります。
芸術の秋 寺田 早輪子 2009/11/24 子供の頃から、家にある絵があります。いわき市の渓流「夏井川渓谷」を描いた風景画です。横は1.5m、縦30cmほどの横長の大きな絵です。キャンバスに鉛筆で渓谷の風景を描き、それをなぞって硬い鉱物を貼り付け、その上からアクリル絵の具で彩色した絵画です。渓流沿いの岩は鉱物で表現されていますから、本物のようでした。清流はキラリと光る白い鉱物で、しぶきが跳ねてくるかと思ったほど。それは、私の父が描いた絵です。父はその絵を「鉱物画」といっていました。若い頃、父は絵描きを志していたそうです。私がほんの子供の頃は、仕事が休みの日には、父はイーゼルに向かい、絵の具だらけのエプロンをつけ、キャンバスに向かっていました。アクリル絵の具の香りが漂う6畳間で、楽しそうに、でも真剣に絵筆を持つ父を眺めているのが、好きでした。子供の頃の私が、外でかけっこやかくれんぼをするより、一人黙々とお絵かきをするのが好きだったのは、父の影響に違いありません。しかし、私が高校にあがる頃には、父はほとんど絵筆を握ることがなくなりました。その頃は、仕事で疲れて帰ってくることも多かったように覚えています。「お父さんは、本当は、絵描きになりたかったんだよ。」私がそう聞かされたのは、父が亡くなったあとのことでした。父が亡くなる三月ほど前、私は病床の父に、スケッチブックと水彩絵の具をプレゼントしました。でも、その絵の具の蓋を一度も開けることなく、父は帰らぬ人となりました。今も実家にある渓流の風景画。見るたびに切なくなります。それでも、休日に生き生きと絵を描いていた父の思い出とともに、大事にしたい一枚です。★写真は梅島アナウンサーと! 今、デスクが隣です!続いては、「芸術の秋」より「スポーツの秋」?金澤アナウンサーです。
芸術の秋 梅島 三環子 2009/11/22 子供のころ、写生大会で構図が崩壊。象が象にならず、動物園で泣いた記憶があります。ですから、毎年「美術の時間」が増える芸術の秋は私にとって憂鬱な時間が増える季節でもあります。ただ、絵ではなく“書”で表現する芸術なら大好きです。3歳から15年間続いた書道教室は、今から思い返すと本当に純粋に楽しかったから続けられたんだなぁ…と思います。なかでも、布団くらい大きな紙の上に乗ってペットボトルくらいの太さの筆をもち、バケツに入った墨で豪快に書く“書”が大好きでした。一瞬何の字を書いているのかわからなくなりますが、あの大きな創作的な字を書いているとワクワクする気持ちと失敗したくないというドキドキした気持ちが入り混じります。あのくらい大きな作品を作るのは、高校生くらいからですが、小さい頃から書初めなど大きな作品の時は、躍起になって字を書いていました。幼稚園や小学校のころは、服はもちろんズボンの下のパンツにまで墨をつけて親に笑われていた記憶があります。めっきり、筆を持つ機会はなくなり書も書けなくなりましたがいつかまた訓練をして作品を作ってみたいなぁと思います。写真は、“芸術的”な新作創作料理を頂いているところ。松島のカキと黒毛和牛のコラボ料理です。松島カキの新作料理発表会@松島一の坊さんにて。ごちそうさまです。小中高と美術の成績は5!だったとか。次は芸術派の寺田アナです♪
芸術の秋 林 佳緒里 2009/11/19 街では少しずつクリスマスムードが高まってきました。店内には、クリスマスにちなんだBGMも流れ、すっかり気持ちまでクリスマス気分になりそうです。クリスマスを迎えるにあたって、花たちもクリスマスの装いに。シクラメン、ポインセチアなどクリスマスには欠かせない植物が多く出回っています。「芸術の秋」、私はそうした植物で家周りを彩ることに費やしています。写真は、ミニシクラメンをアレンジした鉢。ミニ葉牡丹もアレンジしやすいです。いろんな鉢をつくり、花で芸術の秋を楽しんでいます。といっても、実はこの鉢に植えた花のセレクトは、我が母です。以前にも話したように、母はガーデニングが趣味、我が家に遊びにくるたびに、家回りをこのように彩ってくれます。特にこの時期は、木々の葉が落葉し寂しい雰囲気になりがちですが、こういう花があるとパッと明るくなります。色の会わせ方、花材の選び方、その人のセンスがでます。自分の好きなようにできる!だからアレンジ、ガーデニングは奥が深く、おもしろいのかもしれません。あと2週間もすれば、12月になります。今度は背の高い木々に、クリスマスの飾りをつける時期です。今年は春に、家の南東の角に大きなモミの木を植えたので、その飾りつけが楽しみです。育児に追われる毎日の中で、ガーデニングは癒しです。明日は梅ちゃんです。
芸術の秋 2009/11/18 芸術に最近触れているか・・・と考えたときにぱっと思いつきませんでした。街路樹も赤や黄色に染まるこの素敵な季節、何か芸術に触れたいなぁと思っていたら!チャンスがありました。落語、という古典芸能に触れ合う機会が。先日、春風亭昇太さんの独演会が仙台で行われました。私の師匠・浅見アナと聴きに行きました。昇太さんは古典落語もやりますが、新作落語も噺す方。この日も『ストレスの海』という新作落語で笑わせていただきました。人に楽しんで笑ってもらえるような作品をゼロから創るって相当なエネルギーと情熱が必要なんだろうなぁと思って聴いておりました。でも昇太さんは「好きなことで食べていけることは本当に幸せ」とにんまり。苦労を決して見せないあたりも、プロの職人さんだなと感じました。落語という芸術・芸能の道は終わりがなく、そこを真っ直ぐ歩み続ける昇太さんが眩しかったです。50歳近いというのに、天真爛漫で周囲を明るくさせるオーラは持って生まれた「才能」なのでしょうね。非凡な才能を見せていただくと、自分がとてもつまらない人間のように思えてしまいました。でもその中でも一生懸命「自分」を探して生きていくのが人生なのでしょうか・・・。なんだか自分とは何者か、人生とはなんぞや、なーんて考え込んでしまいました。でも考えても答えはすぐに出ないので、ちょっとでも昇太さんの才能にあやかりたく2ショット写真を撮影させてもらいました(笑)ファンの皆さま、ごめんなさい。(掲載はご本人の許可を得ております。)お次の『芸術の秋』は、ママアナになりました☆林かおり先輩です!
芸術の秋 飯田 菜奈 2009/11/17 去年は、人生の中で一番芸術に触れていた時期かもしれません…。というのも、実は私、美術館でアルバイトをしていたのです!!☆写真は、私が働いていた美術館の前で撮ったもの☆インフォメーションスタッフ、いわゆる受付というのでしょうか、を担当していました!どの部屋で、今どんな展示をやってるといった館内案内、そして美術館周辺の地理案内。大きな荷物を預かったり、落し物を管理したり‥そんなことをしていました。インフォメーション、すなわちお客様にご案内しなくてはいけないのですから、私が「この展示はまだ見てないんですが‥」状態では案内係として自信を持ってお勧めすることができない!というわけで、私たちスタッフは展示を見放題!新しい展示に変わるたびに、絵画鑑賞をさせてもらっていました。私が一番印象に残っているのは『エミリー・ウングワレー展』です。オーストラリアの先住民である、アボリジニーの女性が描いた絵。オーストラリア中央部の砂漠で生涯を送ったという彼女の絵には、力強さや不思議なパワーを感じましたね。芸術の秋ですから、久しぶりに美術館に行ってみようかな^^明日は早坂先輩の登場です~!!
芸術の秋 2009/11/16 芸術の神様というと?七福神の紅一点 弁天様です。奥州仙台七福神巡りのひとつのお寺 仙台市若林区新寺の林香院のご本尊は、その弁才天。毎年、11月23日に御開帳大祭が開かれます。法要の後が、見ものなのです。文化芸術の神さまということで、毎年毎年、文化芸術に功労のあった方をお呼びしています。そうかと言って叙勲や褒章を受章された方ではありません。より大衆に根ざした方々です。過去に遡れば、マルセ太郎さんも常連だったそうです。マルセさんは亡くなってしまいましたね・・・・・・立川志らくさん、柳家一琴さん、ミッキー・カーチスさん、江戸家まねき猫さんも本堂の高座に上がってくれました。そのマルセさんの背中をみていたのが、松元ヒロさん。去年はその松元ヒロさんが来てくれました。最高のミニライブでした。ことしは、立川らく朝さんをお呼びしています。立川!らく!そうです。志らく師匠のお弟子さんです。この人、医者なのです。そしてプロの落語家なのです。変な人!です。勿論、古典もやりますが、当日は「健康落語」でしょう。実に有難い御開帳大祭です。このところ、仙台では良質落語会が目白押しで、7月に立川志らくのピンと柳家花禄独演会、8月に松元ヒロひとりライブ(これは落語会ではありませんが)9月に林家たい平独演会、10月に柳家小三治独演会。11月のめせな寄席では、志らく・花録の二人会、そして春風亭昇太独演会。まさに、私にとっては「芸術の夏から秋落語」です。そうそう、写真は長野・善光寺です。林香院ではありません。落語の「お血脈」の舞台です。ここには、現在社会が抱えている経済、社会保障、雇用などの問題が山積しております。そんな話をしていきますと、長くなりますので、この辺で失礼しましょう。あすは、飯田アナの「芸術の秋」噺です。
芸術の秋 2009/11/13 芸術の秋。「美しいものを作り出す人は、努めて美しいものを見聞きするといいます。」確か小学生の時、美術の先生が授業で発言した言葉です。当時なかなか水彩絵の具で綺麗な色を作り出すことが出来なくて苦しんでいた私は、「それって生まれながらのセンスじゃないの~?」などとうそぶきながらも、どうして綺麗な色を生み出せる子もいればそうでない子がいるのかちょっと観察してみる事にしました。上手な子は本当に「美しいもの」を見ているのか?苦手な子はどうか?給食の時間…特に変化なし。午後の授業…観察あまりできず。放課後…遊んでしまって観察できず、帰宅。…結局収穫はなく、一日が終わりました。その後興味が他に移ったのかどうだったか観察はした記憶がないのです(汗)。それでも、テレビを見ている時、雑誌(当時はピチレモンかな?)を読んでいる時など、ふとした瞬間に、自分が「美しい」「綺麗」と感じる色合いや直線や曲線、立体などを意識して見る様になってからは、いつの間にか色彩の苦手意識もなくなっていました。そう言えば「人の横顔」が特に好きで、何度も何度も横顔ばかり書いていたような…おかげで写生や少女マンガを真似した絵などライン取りは得意になりましたっけ。この色を組み合わせると可愛い、カッコイイ。逆にこの色味だと、もさっとする。段々色の組み合わせが楽しくなった頃、その感覚を洋服選びに応用できると気づいたら更に「美しいもの」への探究心が高まったのを覚えています。今だとラインや色彩感覚はお化粧などにも応用できますね(^^)。美術好きの私にはメークも楽しいお絵かきの延長線上かもしれません。常に感覚を磨く!そういった気持ちで暮しています。次は浅見さんの芸術の秋です~★
芸術の秋 2009/11/12 ○○の秋特集。続いてのテーマは『芸術の秋』です。私は絵を描いたり、歌ったり、音楽を奏でたりするのはからっきしで、私自身が芸術を表現するのは大の苦手です。そもそも字が汚いです。ここでまずは書道には向いていないことになりますが、線をまっすぐ書けない、キレイな円を書けない…などで絵画は×。そして字が汚い人の最大の特徴である、バランス感覚の欠如。こうなるともう全部ダメですね。歌唱力に関しても論外です。ただ、芸術を鑑賞することは最近になって増えてきました。見聞を広めるためにと、それまで一切興味がなかったクラシックコンサートやオペラ、ミュージカルなどを無理やり見始めて2年ほど。苦手分野の克服の意味も込めて、自分を強制させて見に行っていましたが、食わず嫌いでした。今では、仙台でのピアノコンサートに一人で行くようにもなりました。美術館などは、自らすすんで行く事はありませんが、旅行先にある美術館に行くということはあります。芸術を本当に理解できているわけではないでしょうが、自分とは対極の位置にあるものに触れるといい刺激になりますよね。続いては原さんの芸術です。